バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:検証してみた

冬の定番!年賀状印刷を検証してみた!第1弾! 
イロドリ商品の機能性や耐久性をいろんな視点で検証していくコーナー。

今回は先週のカレイド印刷の検証を差し置いて、つい先日スタートしたサービス
お年玉付き年賀はがき印刷!
を検証していきます!!

はがきの種類を比較してみた!


イロドリでは、大きく分けて 私製はがき郵便はがき
という2種類のはがきをご用意しております。

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“私製はがき”は、表も裏も何も印刷されていない、まっさらな用紙に印刷します。
絵柄面も宛名面も、どちらにもオリジナルの内容が印刷ができるのが私製はがきです。

一方、“郵便はがき”は、切手や郵便枠が既に印刷された用紙(既製はがき)に印刷します。
そのため、宛名面には印刷を行なわず、絵柄面のみの印刷となります。
切手部分(料額印面)がすでに印刷されているので、切手を貼る手間が省けるのがポイントです。
“年賀はがき”は、郵便枠、切手、そしてお年玉クジの番号があらかじめ印字され、“郵便はがき”のグループになります。
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“私製はがき”と“郵便はがき”。
2つのはがきを比較してみると、このような違いがあります。

比較表

同じはがきでも、印刷面や用紙など、様々な点で違いがありますね!
その中でも“印刷範囲”に大きな違いを発見!!
“郵便はがき”の「周囲5mmは印刷不可」ってどういうことなのでしょう?詳しく追及してみましょう。

気になる“印刷範囲”に注目してみた!


“私製はがき”の場合、ハガキよりもっと大きな紙にトンボを含めて印刷します。
印刷後に4辺を断裁して、ハガキの形に仕上げます。印刷後に4辺を切るので、デザインによっては仕上がりサイズよりも一回り大きなサイズで塗り足しが必要になるわけですね。

私製はがき断裁

一方、“郵便はがき”では、用紙の仕様の都合上、全面印刷に対応しておりません。はがきの周囲5mmは印刷不可のエリアになります。
何故でしょう…実は、郵便はがきの用紙の形状に秘密があります。





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じゃん!4枚のはがきが繋がっています!!\( ‘ω’)/

イロドリで使用する“郵便はがき”は、ハガキ(100×148mm)が4枚分繋がった200×296mmサイズになります。塗りたしを作る余裕がないためです。
また、印刷する際は、紙の端をつまんで移動したり、固定したりするため、紙の端まで印刷すると持つ部分がなくなってしまいます(くわえと呼びます)。
そのため、周囲5mmが余白になり、全面印刷ができないようになっているのです。
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私製はがきは全面印刷が可能、一方、郵便はがきは周囲に余白が付きます

郵便はがきのご注文枚数が4の倍数になっているのも、4枚繋がった用紙に印刷を行うためなのです。

比べてみると、同じはがきでもたくさんの違いがある
“私製はがき”と“郵便はがき”

自由度の高い“私製はがき”もいいですが、手間の少ない“郵便はがき”も便利です!
特に年賀状といえばお年玉のくじ!
貰う方も送る方も「くじが当たるかな~」なんて楽しめますよね。
ご注文&データ作成の際には、用途に合ったはがきをお選びください!

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余談ですが…


“私製はがき”と“郵便はがき”という言葉に、えっ??と違和感を抱いた方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
以前は“私製はがき”と“官製はがき”という呼び方が一般的でした。
自分で作るはがきが“私製はがき”、国から発行されたはがきが“官製はがき”という意味です。

現在では郵便局は民営化された影響により、“官製はがき”から“郵便はがき”に改名されました。
言葉や発行元は変わりましたが、使用する用途は同じなのです(`・ω・)ゞ!

次回は、年賀印刷の特性を活かした“オリジナル年賀状”を作成して検証します。
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