バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:検証してみた

スマホの写真を検証してみた!第2弾! 
イロドリ商品の機能性や耐久性をいろんな視点で検証していくコーナー。
今月のテーマは「スマホで撮影した写真を印刷してみたら?」です!

前回は、実際に写真を撮影して、画面上で検証しました。
第2弾では実際に印刷した印刷物を徹底検証!

はたして印刷物の仕上がりは?

前回の検証をふまえ、解像度による画質の違いを調べてみました。
早速印刷物を見てみましょう\( ‘ω’)/

ファイル 2015-10-06 10 43 32

ぴったりと包まれていて分かりにくいですが、イロドリではなんとオフセット印刷のポスターもシュリンク梱包です!
以前検証したチラシと同様の梱包方法ですね。

ファイル 2015-10-06 10 42 41

今回は検証用に10部のみ印刷をしたので、印刷物が曲がらないように ダンボールも一緒に包んでありました。
これなら印刷物が折れたり曲がったりする危険が少なくなり、安心ですね。

パッと見では解像度による画質の違いはそれほど感じられませんでした…
近づいてみるとどうでしょうか?まずは“72ppi”からです!

72
粗いです!! 72ppiだと全体に細かくモザイクがかかったような印象です。
左上の72ppiと記載した文字も輪郭がぼんやりしていますね。

続きまして、一般的な商業印刷物で、綺麗に印刷するために必要とされている300ppiではどうでしょうか?

300

300ppiはとっても綺麗です・:*+.\(( °ω° ))/.:+
左上に”300ppi”と記載した文字のところなど、くっきりした部分は解像度の違いが顕著に表れていますね。
やはり300ppiくらいあると、綺麗に印刷されるようです。

では中間あたりの解像度はどれほどでしょうか?
まずは200ppiを見てみます。

200

200ppiでも結構綺麗では( ‘ω’)?
300ppiと比較してみると流石に粗い印象。文字も少しだけ輪郭がぼやけていますね。
ですが、仕上がりとしてはそこまで気にならないかな?
細かい絵柄でなければ、これくらいの解像度でも大丈夫そうです!

さらに、150ppiと100ppiの画像です。

100
150
遠くから見る分にはいいですが、近づいてしまうと粗さが目立ちます。輪郭がぼんやりしていますね。
チラシなど小さめの印刷物に使うにしても、150ppiくらいが限界ぐらいでしょうか…
300ppiと比較してしまうと、やはり半分の解像度なので見劣りしてしまいますね。
遠目から見る分には粗さも気にならないので、150ppi以下の画像を使う場合には、手にとって近くで見るチラシやポストカードよりも、少し離れた距離から見ることの多い大きなポスターなどがオススメです。

結果

・綺麗に印刷するのであれば、やっぱり300ppi~350ppiは必要
・そこまで画質を気にしないのであれば、200ppi程度あれば大丈夫
・遠くから見るときには低解像度でも平気だが、近づいてしまうとやっぱり粗い
・150ppi以下の場合は、近づいて見ると粗さがわかるので、少し離れてみることの多い大きなポスターなどがオススメ

大きい解像度の写真を比べてみた!

では、300ppiよりも高い解像度はどんな仕上がりでしょう?
もっともっと綺麗に印刷されているのでしょうか(((o(*゚▽゚*)o)))

400
500

あれ…あまり違いがわかりません…。
そうなのです。実は解像度が高ければ高いほど、綺麗な印刷物が仕上がるというわけではありません。
実は、印刷の再現度には上限があるのです。

一般的な商業印刷物の場合300〜350dpi程度解像度があると綺麗に仕上がります。
ですが解像度が350ppiを超えると、印刷上でうまく表現ができなくなってしまうのです。

イロドリでは、420ppiまで表現が可能なオフセット印刷機を使用しています。
ですが、画像を比較してもあまり違いがわからないのは何故でしょうか?
これは人の目が認識できるギリギリの細かさのため、違いがわかりにくくなっているのです。

350dpiを超えると印刷物に表現ができない上に、もし表現できても違いがイマイチ分からない。
やはり適切な解像度は、300〜350dpi程度のようですね。

また、データの解像度が高いほど、データの容量も比例して重くなってしまいます。
データが重くなると、作業や受け渡しに時間がかかったりエラーが起きやすくなったりしますので、 用途に合った適切な解像度で制作を心がけましょう!

スマホの写真はどれくらい大きいのか試してみた!

続いて、撮影した写真をサイズも解像度もそのまま印刷してみました!

ファイル 2015-10-06 10 48 13
すごく…おおきいです…(˙-˙ )
写り込んでいるのはベストスタッフ5冠達成中の合田さんの手です。
手のひらがこんなに小さく!片手で持てるくらいのリンゴがこんなにも大きくなりました!!

前回お伝えした通り、幅1151.47mm×高さ863.6mmという、カピバラ並のビッグサイズ。
イロドリのオフセット印刷で対応できるサイズをオーバーしてしまうため、大判インクジェット出力のB0サイズでで印刷してあります。

名称未設定-3
図で表すとこれくらいです。ほんとにおおきいです…(˙-˙ )

その他の解像度も印刷してみた!

サイズを小さくして解像度を上げたものも一緒に印刷してみました。
ファイル-2015-10-06-10-47-01

サイズ表
1番小さい350ppiでも236.87×177.65mmもあるので、チラシなどで使うには充分なサイズですね!

まとめ

写真といったらデジタルカメラ、一眼レフなんてイメージはありますが、
ちょっとハードルが高いですよね。
スマホなら気軽にパシャッと撮影でき、SNSを使用すれば画像の共有も簡単です。
印刷にも充分使用できるとなると、用途の幅も広がります!
というわけで、今回の検証で
「スマホの写真はポスターからチラシまで使えるすごい奴だった!」
が実証されました・:*+.\(( °ω° ))/.:+

お気に入りの1枚をデータに残すだけではなく印刷して形に残すことで、より愛着がわきますね。

スマートフォンをお持ちの方は是非ご活用ください!
次は何を検証してみようかな?こうご期待を!
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