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連載:販促物をつくってみよう

栞(しおり)をミシン目入れ加工で作ってみた 


印刷通販のイロドリでは印刷物に様々な加工を施すことができる、加工オプションをご用意しています。
その中の一つが、『ミシン目入れ加工』。チケットやクーポン付きのチラシによく使われる、切り離しをしやすくするため、細かく連続した切り込みを入れる加工です。

イロドリの『ミシン目入れ加工』について


・縦もしくは横で、同一方向の直角のみ可能です。(T字、L字、クロスは不可です。)
・両端までミシン目が入ります。(途中までは不可です。)
・ミシン線を入れることのできる本数は、1本もしくは2本からお選びいただけます。
・ミシン目には10mm以上の間隔が必要となります。

『ミシン目入れ加工』のオプションは、チケット印刷チラシ・フライヤー印刷ポストカード印刷に追加することができます。
部分的に切り離しができると、印刷物の活用の幅が広がります。今回は、はがき印刷に『ミシン目入れ加工』を使って、栞を作ってみました。

栞のデータ作成

ポストカード(W100×H148mm)を縦に3分割して、ポストカード1枚から3枚の栞ができるようなデータを作ります。


はがきサイズの短辺を、33/33/34mmの3つに分割します。ミシン目の位置は図のように、左から33mmと66mmとなります。
分割サイズが決まったら、ガイド線を引いたり、トンボの外にオブジェクトを作ったりして目印を残しておくと作業がしやすくなります。


分割したサイズにしたがって、栞のデザインを作りました。
今回のミシン目入りポストカードを作成するにあたり、抑えておくべきポイントが2つあります。

【その1】 ミシン目位置の指定


ミシン目位置の指定は、データ内にミシン目位置を示したトンボを作成するか、入稿時の備考欄に記載してご指示ください。
トンボで指定する場合は、トンボを入れる位置の両端に、仕上がり位置や塗り足しよりも外側に作ります。内側に作ると印刷に現れる可能性があるので注意しましょう。
テキストで指示をする場合は、『左から20mm』『下から30mm』といったように、仕上がり位置の上・下・左・右のどこから何mm(何cm)の位置にミシン目を入れるのかを指定しましょう。

【その2】 ミシン目の位置に点線をつけるorつけない


切り離しできる場所をわかりやすくしたい時には、ミシン目を入れる場所に、データ上で点線をつけておきましょう。
今回のしおりのように、線を残したくないデザインの場合は、データ内には線をつけず、ミシン目位置の指定だけするようにします。 分割する位置の目印として、作業中に線を引いたりオブジェクトを作っている場合、印刷される範囲に残っていないか必ず確認しましょう。

『ミシン目入れ加工』のポストカードを注文してみた


ポストカード印刷に『ミシン目入れ加工』をつけて注文し、納品されたものがこちら。
紙は、ポストカードや名刺によく使われる、程よい光沢感がある『アートポスト180kg』を使用しました。 チラシやチケットよりも厚みのある紙ですが、裏面までしっかりとミシン目加工がされています。


うまく切り離せるのか少々不安でしたが、予めミシン目の部分を山折り・谷折りしておくと、綺麗に切り離すことができました。


実際に栞として使用してみました。
厚みがあるので栞を挟んだページを一発で開くことができ、使い心地はなかなか良好。 文庫本から丁度はみ出ないサイズも、地味ながら嬉しいポイントです。

まとめ

ポストカードで栞ができる、ちょっと意外な『ミシン目入れ加工』の使い方をご紹介しました。 ミシン目の指示の仕方を覚えて、ノベルティに使ってみてはいかがでしょうか。

『ミシン目入れ加工』で栞を作れる!イロドリの「ポストカード印刷」はこちら
イロドリへGO!
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