バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:納品先でお手伝い

番外編:3D Printing 2016にいってきた! 
こんにちは。
デザインサポートの松下です٩( ‘ω’ )و

先日、1月27日(水)~29日(金)に開催された「3D Printing 2016」という展示会に行ってまいりました!!

最先端の3Dプリンターや、スキャナーなどがズラアアアアアア…っと並んだ展示会です!

最近ちまたでよく耳にする「3Dプリンター」
いろんなものが作れる!というのは知っていますが、
どんなものが、どんな風に作られているのか皆さんご存じですか?

私はさっぱり知りませんでした!

プリント関連の展示会とあって、印刷通販のイロドリとしては興味津々。
完全に未知の領域な3Dプリンターの世界。どんな空間になっているのか楽しみです!

行ってみた!



紙への印刷を中心に展開するイロドリ。つまり3D(立体)プリントではなく、2D(平面)プリントですね。
そんな私達も、3Dの世界に飛び込んでみたい!
というわけで行ってきました東京ビッグサイト!!

ビッグサイト

今回は様々なテクノロジー分野の展示会と同時開催。
3Dプリンターだけでなく、最先端の技術や、スゴーイ機能を持った素材や加工などがたくさん!
3D Printing 2016はこれです!

コレ

男子にはたまらない、ワクワクする展示会ですね。ちなみに、納品先でお手伝いで大活躍のスズキさんに今回の話をした所、
「えっ、ちょっ、まじすか、あぁ~いいなぁ~いきてぇ~」
といい食いつきっぷりでした。

残念ですが、今回は松下のみ堪能してきました!

そんな「3D Printing 2016」で展示されていた、様々な機械や印刷物の中から、気になったものをご紹介していきます!

紐で…3D!?

ろけっと
機械の左側にくるくると巻いてあるのは…太めの紐?色合い的にパスタにも見えますね。
この黄色い紐状のものが、3Dプリントの素材として使用される樹脂です。フィラメントと呼ばれています。
フィラメントを溶かしながら、ソフトクリームのようにくるくると何層にも重ねることで、様々な形のものを作っています。
これはロケットを作っているところですね。完成したら30cmくらいでしょうか。

これくらいのサイズのものから…

かびん3
1m程の大きなものまで!何を入れるものでしょうか?人がすっぽり入れる大きさです。

大きさはもちろん、素材も沢山ありました!

通常は樹脂を使用する場合、1色のフィラメントを溶かして固めていくそうです。
そのため出来上がるものは1色のみ。色を増やす場合は、1色終わったあとに次の色を重ねたり、色ごとに出力する必要があります。

ですが、そのはずが…

こまいぬ

こんなにカラフルな狛犬を発見!
カラフルで、層になってるところがビスマス結晶のようですね。

この狛犬は、断面の左側は青、右側は黄といったように、色が組み合わさったフィラメントを2本組み合わせて、合計4色で作っているのだとか。
何層にも重なっているから表現できる色合いです。とっても綺麗で幻想的ですね!

食べごろのバナナを発見!


続いてはこちらのバナナです。

紙バナナ
どこからどうみても、本物のバナナですね。

ですが、ここは3Dプリンターの展示会。
もちろんこのバナナも、3Dプリンターを使用して作られているのです。

それだけではありません。このバナナ…
A4コピー用紙でできています((( ;゚Д゚)))!!

どこのオフィスにもきっとあるコピー用紙がバナナに!?

なんと、おなじみのコピー用紙にバナナを印刷して、くっつけて、印刷して、くっつけて、印刷して、くっつけて…を何度も繰り返すことで出来ているんだとか!
そのためか、本物のバナナに比べるとずっしりとした重量感。
手に持っているものはどう見てもバナナなのに、実際には印刷された紙!
とっても不思議ですね…。

他のブースでも、同じように紙で作られたレンチや金づちがありました!
こちらも紙で作られているそうです。

謎工具

紙を何層にも重ねているので、印刷する際にグラデーションのかかったデザインにすることで、こんな複雑なグラデーションも可能なんだとか。
後ろのトンカチも、持ち手の部分が紙の質感と相まってとってもリアルです。

平面だけが紙じゃない!紙ってスゴイですね!!


続いてはこちら!

かお

めちゃくちゃにリアルです…こちらは実際の人の顔をスキャンして出力したもの(写真奥)に着色を施したものです。
肌の質感も、細かな毛の一本一本もまるで本物の人間のようです…
夜中に遭遇したら、絶対怖いですね…。

ガチャガチャから逸品出現!?

ガチャガチャ
「ガチャガチャだ!」と童心に返って、ついついやってしまいました。
様々な3Dのサンプル品が入っているようです。
こういった小さなユーモアは素敵ですね。

出てきたものはこちら!
べありんぐ2
これ、なんだと思いますか?私は最初分からなかったです。
そんな時、同行者のお客様サポート・深水さんが
「ボールベアリングじゃん、おおー凄いね!どうやって作ってるのこれ!?」と興味津々。
ボールベアリングとは、様々な工業部品に使われている部品で、2つの輪っかの間はさまった球体のおかげで、くるくるくるっと回転させることができます。

何故これが凄いのかというと…つなぎ目が無いのです。

内側のレール、中の球体、外側のレールをパーツ毎に出力して組み合わせたのではなく、全てのパーツを一度に3Dプリンターで出力しているのです。こんな細かなものまで作れるなんて恐るべし3Dプリンター。


まねきねこ
続いては、まねきねこ!
にっこり微笑んでいて愛らしいですね。

イロドリのセールスサポートチームの商売繁盛用にいただいてきました(笑)

まねきねこの中は空洞になっていて、真ん中にはジグザグしたものや、両端にちょこんっとしたものがくっついていました。
サポート材2
これは補強の為のサポート材です。
中身を空洞にしたり、不安定な形のものを出力する際に、壊れないように支えるために作成するものです。プラモデルのフレームのようなものですね。
まねきねこの軽量化をはかるため、空洞になっているのですが、中身が詰まってたらだいぶ重そうです。

粉末が立体化!?


樹脂や紙製のものをご紹介していきましたが、その他にも素材は沢山ありますよ!

石膏

こちらは石膏の粉末を使用したもの。
石膏の粉末が敷き詰められたところに、レーザーや接着剤をあてて固めていくタイプです。
この方式だと、固めながらインクを使用して着色することができ、色も形状も思い通り!
写真の奥に並んでいるのは、社員の皆さんを出力したものなんだとか。イロドリのスタッフフィギュアも作ってみたくなりました。

あんこーるわっと

こんなものまでありました。アンコールワット!
こちらは金属製です。表面のザラザラ感と色合いがヴィンテージな印象。
粉末状の金属を使用することで、金属でも型をわざわざ作ったり削りだしたりすることなく作り出せるんだとか。

もっと大きいものではこんなものも!
たてもの

金属なのに、とっても繊細な出来栄えです。
窓の部分など、細かな造形もしっかり表現されています。


松下セレクションでご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
あんなものからこんなものまで、見れば見るほどにおおおお…っと驚く展示会でした。

ご紹介したほかにも、もっともっとたくさんの展示物がありました!
中には「イロドリさん、使ってますよ!」なんて方もいらっしゃいました。

こんなところにもイロドリユーザーの方がいるなんて嬉しいですね!



番外編:こんなブースも…


ぎゅうたん
同じブースの中にまさかの牛たん屋さん。
行った時間が遅かったため、あいにく牛タン丼は売り切れていました…。

牛カルビ丼
※カルビ丼は本物です

ですが、かわりに頼んだカルビ丼も美味しかったです。
甘辛く煮こまれたお肉と野菜に、ノリの風味と紅しょうがの爽やかさがマッチ!

是非ともみなさんご賞味ください。



他業種の展示会に行ってみるというのも、いい刺激になりますね。とっても貴重な体験でした!
さて次はどこに行ってみましょうか?

次回に乞うご期待!
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