バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:無茶なおねがいをしてみた

世界に一つの名刺を作ってもらえるのか! 
イロドリに無茶な印刷をお願いしてみる連載の第2回。

イロドリのホームページにある
「すべてのご注文にお応え致します」
の言葉を鵜呑みにしてしまった、100%まじりっけなし、ピュアハートの持ち主・IRODOLIC! 編集部のT中です。

前回のN山さんは涙を飲んだので、私は応えてもらうまで電話を切りません(ホントかよ)!

今回のテーマは、「世界に一つの名刺を作ってもらえるのか」!

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無茶な要望でありながらも、熱い想いをぶつけ、力ずくでうなずいてもらおうと思います!

1月某日、21時30分


オ:オペレーター 本日は小西さん(仮名)
T:T中

(カッコの中はT中の心の声です!)

T:もしもし。名刺を作って頂きたく思っておりまして。
オ:はい。
(おっ、今回も若い女性の声だ!)
T:名刺交換って、いわば、あの…戦いだと思うんですよね、ビジネスパーソン同士の。
(なに言ってんだ? 俺)。
オ:はい。
T:それで、溜まった名刺とか見てると、「これ誰だ。交換したっけ。覚えてないな」みたいな経験ってないですか? 今まで。
オ:そ、そうですね、特に私は名刺などは拝見させて頂いてないもので……。
T:僕としては、名刺を見た瞬間、「あっ、これあの人じゃん」って思わせたものが勝ちだと思うんですよね。インパクトが強いものと言いますか。
オ:インパクト強めの、ですね。
(おっ、全然動じてないぞ)

T:それでですね、要は「世界に一つの名刺」を作りたいなと。
オ:え、ええ…。

T:それで、今僕の中で考えているものが、栓抜きってあるじゃないですか?瓶ビールを開ける。
オ:栓抜き…あ、ええ。
(ふっ、さすがに動じてきたぞ)
T:栓抜きになる名刺とかって作れたりしますか?
オ:かなり強度の高いものをご希望になるということですね。
(冷静! というか何、このマジメな答え。合格!)
T:はい。お酒の席とかで、役に立ちますし、栓抜きの名刺とかって、なんか新しいじゃないですか。
オ:そうですね。ただ弊社で提供させているものは、基本的に紙に印刷されているものでして。
(やはり、そうきたか)

T:そうですか。栓抜きが厳しければ、箸置きはいかがでしょう。紙でも作れますし。
箸置きの名刺なら、お酒の席で活躍しますし(どんだけ酒好きなんだ、俺)、
名刺としての役割も果たせるんじゃないかなと思うんですけど。
ちょっと厳しいですかね、箸置きも。
オ:そ、そうですね。

T:じゃあ箸置きが厳しかったら、付箋とかどうですか?
それで名刺の役目を果たすみたいな。それも厳しいですか?

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オ:そうですね。弊社サイトではご案内していない商品になりますので、詳細をもう少しお伺いして、お見積もり担当の者がおりますので、そこで確認させて頂いて、対応できるようならご対応したいなと考えているんですけど。
(そうきたか……)

T:ちなみになんですけど、さっき付箋って言ったんですけど、
消しゴムになっちゃう名刺とかも作れないですかね
オ:消しゴムでございますか。消しゴム本体に印刷させる感じですか?
T:そうですそうです、書かれている名前とか、正直消えちゃって良いです。
(もうただの消しゴムじゃん!)
オ:そちらもちょっと詳細をお伺いしてという感じになりますね。
T:本のしおりとかでもいいんですけど、居酒屋で本読みながら、名刺がしおりになるとか。それだったらできますか?

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オ:サイズを指定してくだされば、紙に印刷できますので。
あとはお客様の用途によってって感じになりますね。
(おっ、できるのか!? いけるかもしれないぞ!!)

上司に代わって頂くよう懇願するも叶わず


T:なるほど。
ちなみにオペレーターの方ですよね? 上司の方や、現に作られている方とかに電話を変わって頂くことは難しいでしょうか?
オ:そうですね、弊社の方では、お客様から具体的なご要望等を頂いてっていう流れでして。
(そうなるか。ここはあの必殺技を使うしかない!!)

T:詳細を送らないとってことですね。
その、サイトを見てて、大きな文字で「全てのご注文にお応えします」っていうのを見てしまったもので、いてもたってもいられず、電話したんですけど。
やっぱり上司の方にも代われないって感じですかね。実現の可能性というものを知りたいんですけど。
オ:そうですね、お見積もりですと、現在の時間(21時半)では、見積もり担当の者がいないので、お昼でしたら担当がおりますので、応対することは可能なんですけど。
(おっ、ということは、昼間なら上司と話せるかもってことか!?)

T:ちなみになんですけど、さっきのしおりとか、反応よかったように感じるんですけど、概算でいいんですけど、いくらくらいかかりますか? 名刺、一枚でいいんですけど(世界にひとつなんで!)
オ:い、一枚ですね…。サイズ等はお決まりですか?
T:普通に本屋でもらえる、あのしおりの形、大きさですね。材質も紙硬めで。
オ:そうですね。様々なサイズでご対応させて頂いておりますので、A4,A5サイズの変形という形でのご対応は可能だと思います。
T:それでいくらくらいですか?
オ:デザイン等にもよるんですが、弊社でデザインさせて頂くと、片面で5,000円、両面ですと10,000円です。それでデザインによって変わってきます。
それに印刷料を追加させて頂いて、って形ですね。
もし、サイト外の案件で、これからご連絡したい場合には、弊社のサイト右上の方に、「ご質問はこちらから」という項目がありますので、メールでお問い合わせして頂ければと思います。
お見積もりの案件という形で頂いて、対応できるか確認させて頂きます。
(なるほど、結構前向きだぞこれは。可能性ありそうだ!)

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T:わかりました。ありがとうございました。
オ:また何かございましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

昼だったら、見積もり担当者と直接お電話できるかもしれないということで…、後日再度挑戦してみました。

1月22日12時~後日電話


T::T中
オ:オペレーター 本日は浅見さん(仮名)

T:世界で一つの名刺を作りたいと思ってまして。
オ:はい。
(今日は男性の方だ)
T:昨日もお電話差し上げたんですけど、世界に一つの名刺を作りたいんです。
オ:は、はい。
T:昨日提案しましたところ、栓抜き等の紙以外の材質は厳しいということで、本のしおりや、消しゴム、付箋の名刺の可能性、概算の予算を知りたく思っておりまして、見積もり担当、もしくは上司の方に代わって頂けないでしょうか?
オ:ええと、一応メールで要望形態等の詳細を送って頂くことになっておりまして。
(少し戸惑ってる……)
T:詳細といいますか、概算の「あ、それならできるかも」といいますか、大体で良いので予算等を知りたく思っておりまして、できれば上司の方と直接お話したいのですが。
オ:承知致しました。少々お待ちください。
(よし!! 思いっきり説得するぞ!!)

上司登場?吉岡さん(仮名)


上:もしもし、大変お待たせしております。
お電話代わりました私、吉岡でございます。
(貫禄があるな。ラスボスや!)
T:あの、昨日もお電話差し上げたものなんですけど、私がですね今、世界で一つの名刺を作りたいなと思っておりまして。
上:世界に一つの名刺ですね。
(やはりびびってない、さすがだ!)

T:昨日、最初に栓抜きを名刺にしたいと言ったところ、「紙以外はNG」というお話だったので、でしたら、本のしおりや、箸置き、なんなら消しゴム(紙じゃね?)とかでできませんかと申したところ、前向きな印象を受けたので、例えば本のしおりだと、10枚ぐらい作ったらいくらくらいかかるのか、教えて頂きたいなと思ってまして。
上:ええとですね、仕様の方を私どもがまだ把握しておりませんで、弊社の中で基本可能なものがですね、普通の用紙を使ったやつですね、そちらをメインとしておりますので。
特殊な加工につきましては、一回グループ会社といいますか、協力会社の方に確認してからの見積もりになっておりますので、この場でいくらと申し上げることはできないんですよね。
(くそう、たらい回しにされてしまう。こうなったら今回2回目の必殺技や!)

T:そうなんですね。
でも一応あれなんですよね。「すべてのご注文伺います」っていうので、一応聞いてはくれるってことなんですね?
上:そうですね、可能かどうかの確認から入らせて頂く形になりますね。
T:今までであるんですか? 本のしおりだとか、消しゴムだとか、かわったもので名刺作ってきたこととかあるんですか?
上:用紙は普通の用紙なんですけど、型抜きとかはあるんですけど、特殊な消しゴムですとか、しおりとかっていうのはちょっと無いですね。 初の案件となっております。
(そりゃそうだよな)

T:なるほど。じゃあ僕から仕様であったりの詳細をメールでお送りして、それでそちらで検討して頂くっていうことですね。では一度メールでお送りしますので、検討してください。
上:例えばしおりですと、素材とかはどのようなものをお考えですか?
T:多少厚めのものがいいですね。本のしおりか、あとは消しゴム、あるいは消しゴムのカバーや、あとは箸置きとか、可能かどうかっていうのをちょっと聞きたくてですね。 ぱっと考えて、「あっ、できそうかも」っていうのあります?
上:現物のデザインの方がまだ、そのそういった形であるとか、サイズであるとかがまだ分かりませんので、可能でしたら現物といいますか、形やサイズが分かるもの、例えば写真をお送り頂ければ助かります。
(これきっとできるやつだ!! やったど?!)

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T:わかりました。では一度メールします。ありがとうございました。
上:ありがとうございました。失礼します。

おおおお! 感触としては、見本やイメージを送れば、きちんと検討してくれそうだということがわかった。頼もしい!!!

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(とりあえず付箋に名前を書いてイメトレする俺)

面倒な私のような客に対しても、懲りずに対応してくださった
小西さん、浅見さん、吉岡さん、
どうもありがとうございました!!
そして大変失礼致しました!!

しかしまだまだ、無茶な挑戦は続きます!

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