同人誌を始めたい人にオススメ!制作手順のイロハがわかる同人誌の作り方-その2-
前回のあらすじ…
前回はキャラ紹介をしてまいりましたが、今回はラフ制作を行うための準備をします。
ポイントを説明してくれながらガンガン書いていくみのりさん。
そんなみのりさんの勇姿をみつつ、ポイントをまとめます。
この工程では、マンガのコマ割りや人物の位置、吹き出しの位置を大まかに決めていきます。
ここで、マンガを描くときのポイントを伺ってみます。
あやかさんから教えていただいたポイントをまとめます。
普段から見ている漫画ですがこんなに考えられて作られているんですね。脱帽です。
これから漫画を読む時は、コマ割りや文字数などの作品後に違う表現方法に注目していけば、また違った見方が出来て更にマンガを読むことが面白くなりそうです。
ストーリー・構成に関してのポイント、マンガを描くポイントを教えていただいたところで
描き終えたラフの原画の一部をこっそりとお見せいたします!
この原画を元にマンガの下書き~ペン入れ~トーン貼りとなります。次回をお楽しみに!
同人制作をしたいという新川の熱意に「みのりさん」、「あやかさん」という心強い助っ人が加わり、ついに始動し始めたこの企画。
ストーリー、キャラクターが決まった今、ついに制作に入ります。
さて、どんなマンガになるのか!気になる続きをどうぞ!
前回はキャラ紹介をしてまいりましたが、今回はラフ制作を行うための準備をします。
ストーリーのポイントとは
まずは、大まかに決まっていたストーリーに各キャラクターのセリフやストーリーの流れなど細かく決め、物語を深めていきます。
みのりさん
「今回は前回決めた大筋に沿って、さらにストーリーの構成を考えていきます。」
「今回は前回決めた大筋に沿って、さらにストーリーの構成を考えていきます。」
新川
「ストーリーを考える上で気を付けていることを教えてください!」
「ストーリーを考える上で気を付けていることを教えてください!」
みのりさん
「いつも気にしている点は3つあります。
1つ目はキャラの一人称や口調です。作る側はこんなキャラクターだ、とわかっていても読む側は初めて見るキャラクターなので、その個性がしっかりと伝わるような口調、一人称にしています。」
「いつも気にしている点は3つあります。
1つ目はキャラの一人称や口調です。作る側はこんなキャラクターだ、とわかっていても読む側は初めて見るキャラクターなので、その個性がしっかりと伝わるような口調、一人称にしています。」
新川
「キャラクターの個性や関係を生かすことでストーリーに奥行きが生まれるんですね。」
「キャラクターの個性や関係を生かすことでストーリーに奥行きが生まれるんですね。」
みのりさん
「2つ目はキャラクター同士の関係性がわかるようにしています。仲良しなのか、恋人なのか、ライバル同士なのか。言葉の掛け合いでキャラクター同士の親密度を表現しています。」
「2つ目はキャラクター同士の関係性がわかるようにしています。仲良しなのか、恋人なのか、ライバル同士なのか。言葉の掛け合いでキャラクター同士の親密度を表現しています。」
新川
「敬語なのかため口なのか、言葉の掛け合いで関係がわかりますもんね!」
「敬語なのかため口なのか、言葉の掛け合いで関係がわかりますもんね!」
みのりさん
「3つ目はストーリーの”オチ”です。最終的にハッピーエンドなのか、はたまたバットエンドなのか。そこに向かう過程を考えキャラクターのテンションや雰囲気を”オチ”にむけて話を進めていきます。
この3点が必ず気をつけることです。当たり前かもしれませんが、とっても大事なことなのです!」
「3つ目はストーリーの”オチ”です。最終的にハッピーエンドなのか、はたまたバットエンドなのか。そこに向かう過程を考えキャラクターのテンションや雰囲気を”オチ”にむけて話を進めていきます。
この3点が必ず気をつけることです。当たり前かもしれませんが、とっても大事なことなのです!」
新川
「なるほど。この3点を押さえればスラスラっとステキなストーリーが書けそうですね。」
「なるほど。この3点を押さえればスラスラっとステキなストーリーが書けそうですね。」
みのりさん
「そうですね。キャラクターがどんなことをするのか、想像を膨らませていけば考えやすくもなりますよ!」
「そうですね。キャラクターがどんなことをするのか、想像を膨らませていけば考えやすくもなりますよ!」
ポイントを説明してくれながらガンガン書いていくみのりさん。
そんなみのりさんの勇姿をみつつ、ポイントをまとめます。
1,キャラクターの個性に合わせた口調、一人称を決める
2,キャラクターの関係性を分かりやすく
3,オチにむけたストーリー展開を心がける
ストーリーを作る際は、上記3点をポイントを参考にしてみてくださいね。2,キャラクターの関係性を分かりやすく
3,オチにむけたストーリー展開を心がける
マンガを書くポイントとは
次に、みのりさんが考えたストーリーに沿って、あやかさんがA4の紙にシャーペンを使って下書きを書きます。この工程では、マンガのコマ割りや人物の位置、吹き出しの位置を大まかに決めていきます。
ここで、マンガを描くときのポイントを伺ってみます。
新川
「とってもスムーズにラフを描いていますが、ポイントはありますか?」
「とってもスムーズにラフを描いていますが、ポイントはありますか?」
あやかさん
「あります!1つはマンガを見開きページで見たときに、右ページ、左ページ共に同じコマ割りにならないようにすることです。」
「あります!1つはマンガを見開きページで見たときに、右ページ、左ページ共に同じコマ割りにならないようにすることです。」
新川
「どうして左右のコマ割りを変えるんですか?」
「どうして左右のコマ割りを変えるんですか?」
あやかさん
「左右のページのコマ割りを非対称にし、コマの大きさや、密度等で各ページのテンションを変えて動きのあるマンガにします。
強調したいコマは1/4まで大きくし、目に入るように。キャラクター同士のつなぎのような会話しか入らない部分は小さくしています。更に、読む人の目線の流れに合わせてコマの大きさも調節しているんです。」
「左右のページのコマ割りを非対称にし、コマの大きさや、密度等で各ページのテンションを変えて動きのあるマンガにします。
強調したいコマは1/4まで大きくし、目に入るように。キャラクター同士のつなぎのような会話しか入らない部分は小さくしています。更に、読む人の目線の流れに合わせてコマの大きさも調節しているんです。」
新川
「いたずらにコマの大きさを変えるのではなく、読む人の目の流れ、Z字の流れに沿ってもいるんですね!」
「いたずらにコマの大きさを変えるのではなく、読む人の目の流れ、Z字の流れに沿ってもいるんですね!」
あやかさん
「2つめは、吹き出しの位置や人物の位置を見やすくすることです。人物の横には必ずその人が話している内容を入れ、誰がその言葉を発しているのかがわかるようにしています。」
「2つめは、吹き出しの位置や人物の位置を見やすくすることです。人物の横には必ずその人が話している内容を入れ、誰がその言葉を発しているのかがわかるようにしています。」
あやかさん
「どうしても人物が吹き出しから離れてしまう場合は吹き出しにキャラクターのデフォルメした顔を載せることで、掛け合いの時に誰がどいう風に話したのか、という区別ができるようにしています。」
「どうしても人物が吹き出しから離れてしまう場合は吹き出しにキャラクターのデフォルメした顔を載せることで、掛け合いの時に誰がどいう風に話したのか、という区別ができるようにしています。」
あやかさん
「文字の多さは一目でわかる文字量にします。今回はなるべく多くても7行以内で40文字程度に収めています。これでも多めかな。これもマンガのジャンルによって変わってくるのでマンガに合わせてください。」
「文字の多さは一目でわかる文字量にします。今回はなるべく多くても7行以内で40文字程度に収めています。これでも多めかな。これもマンガのジャンルによって変わってくるのでマンガに合わせてください。」
新川
「確かに「名探偵コナン」は推理するときの文字・コマが多めですが、スポーツマンガやアクションマンガは視覚的に見せることが多いので文字・コマは少な目で絵が大きめに描かれることが多い気がします。」
「確かに「名探偵コナン」は推理するときの文字・コマが多めですが、スポーツマンガやアクションマンガは視覚的に見せることが多いので文字・コマは少な目で絵が大きめに描かれることが多い気がします。」
あやかさん
「ジャンルによって【イラストで伝えるマンガ】と【文章を読ませて伝えるマンガ】を考えていけば、文章・コマの量などがわかると思います。一番は描きたいジャンルの好きなマンガをいっぱい読んで勉強してみるのがいいと思います!」
「ジャンルによって【イラストで伝えるマンガ】と【文章を読ませて伝えるマンガ】を考えていけば、文章・コマの量などがわかると思います。一番は描きたいジャンルの好きなマンガをいっぱい読んで勉強してみるのがいいと思います!」
新川
「楽しく勉強できて一石二鳥ですね!」
「楽しく勉強できて一石二鳥ですね!」
あやかさんから教えていただいたポイントをまとめます。
1,コマ割りは見開きになる状態をイメージして左右対象にならないように
2,キャラクターとコマの位置は近くにし、文字・コマは多くなり過ぎない
2,キャラクターとコマの位置は近くにし、文字・コマは多くなり過ぎない
普段から見ている漫画ですがこんなに考えられて作られているんですね。脱帽です。
これから漫画を読む時は、コマ割りや文字数などの作品後に違う表現方法に注目していけば、また違った見方が出来て更にマンガを読むことが面白くなりそうです。
ストーリー・構成に関してのポイント、マンガを描くポイントを教えていただいたところで
描き終えたラフの原画の一部をこっそりとお見せいたします!
この原画を元にマンガの下書き~ペン入れ~トーン貼りとなります。次回をお楽しみに!