素人だけど漫画を描いて出版社に持ち込んだ話

こんにちは、ライターのちょく(直)です。前回から早一ヶ月あまり。「いつやるんだ」の声も上がったり上がらなかったりですが、忘れてませんか? 大丈夫ですか? しれっと続けますね?
漫画家に教わって漫画を描いてみた結果、難しいけどめっちゃ楽しいことが判明
前回の記事

いま僕は、某出版社に来ています。前回描いた漫画をマジで持ち込むためです。
今回のシリーズが始まるきっかけだった『重版出来!』の原作を掲載している雑誌、その雑誌を出版している某出版社。ドラマはとっくに最終回を迎えていますが、せっかくプロに漫画の描き方を教わり、初めて漫画を描いたので持ち込みます。奇跡が起きて連載になったらこっちのもんです。
いざ! 漫画編集部に持ち込み!
これから編集者の方に漫画を見ていただくので、皆様にも前回からもったいぶっていた漫画を読んでいただきましょう。




こんな感じです。「もったいぶっていた意味あった?」という声が聞こえて来る気がする。
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そして、30分ほどの面談時間をいただき、プロの編集者の方に漫画を見ていただきました。疲れてる感じがするのは気のせいじゃありません。凄く緊張したので、どっと疲れました。
以下、僕とプロの編集者さんの会話を可能な限り再現します。これから持ち込みをする予定の方々は参考にしてください!

よろしくお願いします

よろしくお願いします。では、原稿を拝見しますので、その間こちらのシートにご記入いただけますでしょうか?(プリントを渡される)

わかりました。(プリントに沿って、経歴や好きな漫画などを記入していく)

(無言で漫画を読む)

(プロに読んでもらっている感動となんとも言えない緊張で変な空気が流れている……)

あ、記入終わりました?

はい! 終わりました!

はい、ではまず、漫画経験はどのくらいですか?

今回が初めての持ち込みです。

なるほど、どうやって始めたんですかね?

?? えっと……まずプロの方から絵の描き方を教わって、画材店で漫画家入門セットみたいなのを買って……。

なるほど、ペンはGペンですか?

そうです。

そうですか。まず、Gペンは使わなくていいと思います。まだその次元の絵じゃないと思うんですよね。まだ道具に慣れてないなら、ボールペンのような感覚で描ける丸ペンで描くといいと思います。


は、はい……。

それと、日常系の漫画だと思うんですが、いわゆる起承転結が成立してないですね。タイトルが「飼い主は女優」なのに、猫が主人公なのか飼い主が主人公なのか今のままじゃわからないですね。箇条書きで「〜してる」とありますが、4コマ漫画だとコマ数が少ないので、そういうのも絵で表現しなければなりません。

なるほど……。

ちなみに、こういう4コマで日常系の漫画で好きな漫画あります?
ここで他社の、しかもかなり昔の漫画をいくつか挙げたんですが、それについてのアドバイスや「こんな漫画を読んだ方がいい」と、色々な作品を教えてもらいました。さすがプロの編集者さん、多くの漫画を読んでいらっしゃる……!

色々とアドバイスありがとうございます! 参考になりました。

まず、絵に慣れてないというより道具に慣れない感じなので、絵の練習をするなら丸ペン、もしくはボールペンで描いてみてください。Gペンを使うのはそれからで十分です。

わかりました、ありがとうございます!
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とまぁ、こんな感じで連載どころかアシスタントにも誘ってもらえませんでしたが(そりゃそうだ)、僕みたいなど素人にも真摯に対応してくださったので、もう感謝しかありません。
漫画を印刷してみた
今回持ち込んだ漫画ですが、せっかくなので印刷して製本したいと思います! なぜなら、イロドリック!が印刷通販サービス「イロドリ」のオウンドメディアだからです。
簡単ではありますが、「イロドリ」を利用して印刷しました!

表紙と裏表紙は「コート110kg」という紙を利用していて、少しツルッとしています。中は「上質紙90kg」で、漫画っぽい紙質。まさか自分があとがきを書く日が来るとは思ってもみなかったので感無量です。

せっかくなので、『重版出来!』でやっていたアレをやりたいと思います。

「はぁ〜、印刷したての漫画だ〜」

「いい匂い〜」
コレです。これがやりたくてこの企画をやったようなものなので、もう大満足です。
まとめ
最初は『重版出来!』に便乗して始めた企画でしたが、漫画を作る上でプロの漫画家や編集者さんが、どんなことをしているのかを知ることができ、すごく勉強になりました。ドラマでも見ていたとおり、1つの作品を作り上げることはすごく大変でした。これから漫画を持ち込もうとする人、もしくは同人誌などを印刷する予定がある人は、ぜひイロドリを使ってみてください(急なCM)。
同人誌などを印刷したいときは「イロドリ」へ
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ちなみにこの漫画、とりあえず10部ほど印刷したので欲しい人がいたらプレゼントします。もちろん、重版の予定はありません。※漫画のモデルである自分の奥さんにプレゼントしたら、そっと返されました。
以上、ちょく(直)でした。

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