バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:今週のアドバイス

【中級者向け】無線綴じの背幅について 
こんにちわ!データチェックサポートの佐伯です。
お客様へデータについてアドバイスした内容をピックアップしました。
今週はこちらをどうぞ!

無線綴じの背幅について


身近な印刷物(写真集、文庫本、雑誌、パンフレットなど)にも活用されている製本の無線綴じ製本ですが、入稿データを作成する際は知識が少し必要です。

中綴じ製本とは違い表紙と本文を糊で固めて綴じる為、表紙に糊を付ける「背」と呼ばれる接合部が必要になります。

img_musen_01
そこで必要な知識が背の幅を計算する計算式です。

(総ページ数 × 紙厚) ÷ 2


用紙 斤量(kg) 紙厚(mm)
コート紙 90 0.086
110 0.106
135 0.136
マットコート紙 70 0.078
90 0.108
110 0.139
135 0.181
上質紙 70 0.097
90 0.126
110 0.149
135 0.182

上記の計算式と表より算出した数値はあくまで参考の値となります。
製本した際に若干のずれが発生する可能性があるため、「表紙」、「背」、「裏表紙」と
色がはっきり分かれるデザインはご注意ください。

無線綴じ製本は、中綴じ製本とは違いページ数の多い冊子に向いており、高級感のある仕上がりになります。
また、背にタイトルなどのデザインが行えるのもメリットの1つです。
用途やデザインに応じてご選択下さい。

詳しくは、下記のページも合わせてご確認下さい。
>>印刷通販のイロドリ「無線綴じ印刷について」はこちら
イロドリックの“折加工講座”では動画で無線綴じ冊子を紹介しております。
>>【折加工講座】Vol.006 無線綴じの綴じ方をリアルにやってみた!はこちら
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