〇〇さん調査隊「番外編・T山の札幌ひとり旅…2日目 その1」
前回までのあらすじ
IRODOLIC!ボスの鶴の一声で、ひとり札幌オフィスへと取材にやってきたT山。ミッションである取材撮影を無事に終え、翌日18:30のフライトまで残された時間を有効活用するべく、札幌の観光スポットを巡っています。
いよいよ2日目。今日もT山は朝から元気です。
2日目 9:30 市場で朝ごはん
おはよーございまーすっ!今日も絶好調のT山です。
さて、突然ですが問題です。
現在、T山はどこへ向かっているでしょうかっ!
はい、時間切れー。
正解は、こちらでーすっ!
札幌市中央卸売市場 場外市場
卸業者が通う札幌市中央卸売市場のすぐ隣にある、一般市民向けの場外市場。
北海道各地から届いた採れたての農産物や、水揚げされたばかりの魚介類が市場価格で販売されており、地元の方にも観光客にも人気のスポットだそうです。
市場の食材を活かしたお寿司屋さんや定食屋さんなどの飲食店も充実!
朝7時から旬の味覚が楽しめてしまうのです。
北海道といえば海の幸!
T山も美味しい海鮮を堪能したーいっっ!
というわけで、市場で朝ごはんを食べよう!と訪れたのがこちら。
海鮮食堂 北のグルメ亭 さん。
ショーケースにずらりと並んだサンプル。これは期待が高まりますっ!
店内に入ると、4人掛けのテーブルに案内していただきました。
さっそくメニューを…
おぉぉぉ~!丼がたくさんありますね!どれもとってもおいしそう!
メニューの裏面はお刺身や焼き物。
どれにしようー!迷ってしまいますっ。
胃があと3つくらいあればいいのに~っっ(え!)
さんざん悩みに悩んで、T山が注文したのがこちら。
海鮮丼 2,980円
せっかく来たので、フンパツしちゃいました!
お店の人気No.1メニュー「海鮮丼」でーすっ。
どーんっ!!
マグロ、ホタテ、カニなどなど、海の幸がぎっしり!
その数なんと10種類!!迫力満点ですね!
しかも一つ一つのネタがとっても大きいです。器からはみ出たサーモンに、ミニT山が隠れてしまいそう!
さ・ら・に!
海鮮丼を頼むと、スペシャルがもうひとつ…
カニ汁もついてくるんです~♪
丼にもカニ乗ってるのに、カニ汁まで!北のグルメ亭さん、気前が良すぎっ。
こーんな魅力的セットを目の前にしたら、T山のテンションは上がりっぱなしですっ!
これでも「ごはん少なめ」。
ではでは、さっそく。
いっただっきまーす!
・
・
・
お、
お、
おいしすぎる~…(倒)
・
・
・
どのネタも、とっても味が濃い!
そして甘いっ!
マグロの赤身やサーモンなどはよく知っている味のはずなのに、いちいち衝撃的なおいしさです!
10種の魚介それぞれがしっかり自分の味を主張していて、どれを食べても本当に全部おいしいっ。
カニ脚も、ひとくちで入りきらないほどの大きさ。
これ、カニカマじゃないんですよっ(当然です!)
しあわせ…っ♡
北海道、来てよかった…!
2日目 11:30 北海道庁旧本庁舎
豪華な朝食を終え、札幌駅の近くに戻ってまいりました。帰りの飛行機が出発するまであと7時間。
はやめに空港へ向かいたいので、それまでの時間は札幌駅周辺を効率的にまわりたいと思いますっ。
満腹になったT山がまず訪れたのがこちら、北海道庁旧本庁舎。 「赤れんが庁舎」の愛称で覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
時計台同様、国の重要文化財です。
明治21年に建てられた北海道庁旧本庁舎は、現在使われている新庁舎ができるまで約80年にわたり道政を担ってきたれんが造りの建物です。 館内は一般開放されており、北海道の歴史をたどる様々な資料が公開されています。
館内の案内板。色のついている部屋が一般公開されています
正面ホールの階段。赤いじゅうたんやアーチの彫刻が歴史を感じさせますね。
1階は現在、北海道立文書館として使用されており、北海道の開拓から現代に至るまでのさまざまな歴史資料が展示されています。
2階にも行ってみましょう。
階段の手すりにて。
こちらは部屋ごとに区切られ、北海道の観光情報コーナーや、
樺太関係資料館、赤れんが北方領土館として使用されています。
そして、ぜひ見ておきたいのがこちら。
旧北海道長官・知事室である記念室は、歴代の長官や知事が執務をおこなった部屋です。
きっとこの場所で、重要な会議がたくさん開かれたのでしょうね。
赤れんが庁舎、北海道の歴史に触れ、学びたい方にはかなりオススメの場所でした!
2日目 12:30 JRタワー展望室
旧北海道庁本庁舎を後にしたT山は、JR札幌駅へ。いまから、この写真の右側に見える大きな建物「JRタワー」に行ってみようと思います。
JRタワーはショッピングモールやレストラン、ホテルなどが集まる複合施設。
T山の目的は…
読者の皆さんならもうお分かりですね?
そう!
展・望・台でーすっ!
え?またしても??
そう!またしても!
だって、このJRタワーは北海道で最も背の高いビルなんですって!
最頂部は173m!展望室のある38階の高さでも160mあるそうです。
ということは、昨日行った さっぽろテレビ塔 よりも高いんですよ~!
もはや“T山のさっぽろ展望ツアー”のようになっていますが、
高いところ大好きなT山が、このチャンスを放っておくわけにいかないでしょうっ。
6階から専用エレベーターに乗り換えて、38階の展望室「タワー・スリーエイト」へGO!
それではご覧ください、360度のシティ・ビューっ。
こちらは展望室の北側。
さすが北海道一高いビルだけあって、見晴らし最高!札幌を一望できます。
手前には札幌市庁舎、遠く向こうには石狩湾の水平線まで見えますね。
夜はライトアップされてキレイなんだろうなぁ♪
西側からは大倉山のジャンプ競技場もしっかり確認できました。
そうそう!T山はここから、とっても素敵なデザインを発見したんです。
足元に見えるのは、JRタワーの屋外駐車場。
この駐車場、屋根をよーく見ると…
「←hakodate(函館)」や「↓tv tower(テレビタワー)」など、
北海道の地名や近郊の名所の名前とその方角が書いてある!
なんと、駐車場の屋根が巨大な案内板となっているんですっ。
実はこちら、菊竹雪さんというグラフィックデザイナーの『direction』というアート作品だそう。
屋根をアートにしてしまうなんて、すごくオシャレで楽しいアイディアですよね!
ちなみにこの展望室、景色を楽しむためのこだわりが随所に散りばめられており、
北東側に設けられた男性用トイレには、「眺望化粧室」という名前がついていました。
なんでも“圧倒的開放感を独り占め”をコンセプトに設計されたとのことでしたが、さすがに私がカメラを持って男性用トイレに立ち入るわけにはいかず…。
代わりに「だれでもトイレ」を覗いたところ、一面が大きな窓ガラスとなっていて、こちらでも十分に開放感がありました。
男性の皆さんは、タワー・スリーエイトを訪れる際、ぜひ化粧室に行ってみてくださいね。
2日目 13:45 雪印パーラー 本店
地上160mのパノラマを堪能したところで、T山は札幌最後の目的地へ。実はワタクシ、今回の北海道旅行でやり残していることがあるのです。
ずばり、北海道スイーツ!!
北海道といえばスイーツ王国!
限定スイーツを堪能したーいっっ!
甘いもの大好きにも関わらず、この2日間はアメ玉ひと粒、チョコレートひとかけさえ口にしなかったT山。
それもこれも、全ては此処に来るため!
雪印パーラー 本店
道内に10店舗を展開する雪印パーラーは、アイスクリームの製造販売とレストラン経営を主に展開している企業です。
「雪印」の名前からも分るとおり、こちらの母体は、言わずと知れた雪印メグミルクグループ! その直営レストランなら、美味しいスイーツが満載に決まってる!!
“せっかく行くなら、やっぱり本店でしょう!”と意気揚々やって来た札幌本店は、1階がソフトクリームとおみやげ物の販売、2階がレストランになっていました。
こちらは本店だけあって、とにかくパフェの種類が豊富です!
なかには、こーんなユニークな特大パフェや、
「パ…パフェ?」と目を疑ってしまうくらい巨大なものまで…
サンプルを眺めているだけでワクワクしちゃいますねっ
広い店内には、おひとりさまにカップル、家族連れ、修学旅行生…と、さまざまなタイプのお客さんがいらっしゃいました。
ではでは、さっそくメニューを…♪
おおっと!
表紙をめくったら、いきなり登場!
雪印パーラーの人気No.1、
看板メニュー「スノーロイヤル」!!!!
昭和43年、天皇・皇后両陛下のために特別に作られたバニラアイスクリームです。
宮内庁より最高のアイスクリームをとの依頼で種々の配合による半年間の試作の結果、
乳脂肪16%というかつてないタイプのアイスクリームが完成しました。
最も人気の高い、当店でしか味わえない極め付きのアイスクリームです。
(雪印パーラーHPより)
天皇・皇后陛下のために作られた、最高のアイスクリーム!!!
単品770円と若干お高めですが、きっとそれだけ特別なお味ってことですねっ。
ここで食べるなら、やっぱり「スノーロイヤル」は外せないかなぁ~。
うーん、うーん、どれにしようかな~
王道のいちごパフェも捨てがたいし…
ぐはっ!パンケーキまであるのね!!
クリーム&いちごたっぷりで、なんて魅力的なビジュアル…っ!
これ…は、さすがに一人じゃ無理ですが。
(なんと、8~10名向け!)
最後のページのお食事メニューにも惹かれちゃうな~
でもでも、やっぱり!
コレにきーめたっっ!!
「お待たせいたしました」
札幌本店限定
「スノーロイヤル生キャラメルミルクパフェ」1,430円!!
純・白っ!!
クリームの下には、たっぷりのスノーロイヤル!
真っ白なパフェに黄金色の生キャラメルがかがやき、まるでウエディングドレスを纏った花嫁さんのようではないですか!うつくしーい!!
グラスいっぱいのスノーロイヤルと、こんもり盛られた生クリーム。
そのあいだスポンジケーキがサンドされています。
トッピングは、スティックパイが2本と三角形にカットされた生キャラメル、ミントの葉。
そして特筆すべきは、パフェグラスがスノーロイヤルで満たされていることでしょうっ!
これの何がスゴイのかって??
みなさん、頭の中にパフェを思い浮かべてみてください。
チョコレートパフェでも、フルーツパフェでもOKです。
グラスの底~半分までは、たいていコーンフレークで埋まっていませんか?
たとえばフルーツが乗っているパフェを注文しても、後半には「アイスやチョコレートソースが絡まったコーンフレーク」を食べていませんか?
(もちろん、それが好きな方もいらっしゃるでしょうが)
でも、この「スノーロイヤル生キャラメルミルクパフェ」は違うんですっ!
パフェグラスの底の底まで、スノーロイヤルのみ!!
余計なものは一切入っておりません!!
嗚呼、なんと贅沢なパフェなのでしょうか…
緊張しながらスノーロイヤルにスプーンをあてると、思っていた以上にやわらかな感触!
たとえるならば“ふかふか”です! このスノーロイヤルの海に飛び込みたい…!
一方で、生クリームは適度な硬さ。
このふたつが、いったいどのようなハーモニーを奏でてくれるのでしょう。
いただきます(合掌)
どきどき、どきどき。
ぱくっ!
・
・
昇天…っ!
スノーロイヤル、濃いです! ものすごく濃厚!!
でも、すーっごく軽いんです!
ひとくち含んだ瞬間に感じるのは、フワッとやわらかな舌ざわりと、とっても濃いミルクの風味。
それなのに、口あたりが異様なまでに軽く、驚くほどにさっぱりとした後味です!
スプーンに山盛りで食べても、冷たさよりも口どけの軽さが際立つなんて、こんなアイスクリームははじめて!
まさにロイヤルなお味ですっ!!
そして生クリームは甘さ控えめで、こちらもびっくりするほど滑らか!
最近流行の“ふわふわホイップクリームがたっぷり♪”というよりも、スノーロイヤル同様、しっかりとしたミルキーな味わいです。それでも脂っぽさや重たさを感じないのはさすがですね!
このふたつを、一緒に食べると…
至福。
アイスクリームともホイップクリームとも違う、スノーロイヤルとクリームの見事なまでの一体感!
まったり濃厚さを味わおうとすると、すぅっと溶けてなくなってしまい、どんどんと次のひとくちを誘います。
こーれーはオイシイっ!ストライクど真ん中です! 大当たり!!
もちろん、そのほかのトッピングも負けていませんよ。
黄金色の生キャラメルは、舌に乗せた途端にとろけて、バターの風味がいっぱいにひろがりました。
コク深くて、あま~い!
一瞬にしてリッチな気分にしてくれます♪
クリームに隠れたスポンジケーキはふんわりしっとり、生キャラメルとは対角にあるようなやさしい甘さ。
よくありがちなパサつき・ぼそぼそ感なんて、もちろん皆無ですっ。
スティックパイもさっくさく! 硬めに焼かれているため、時間が経ってもサクサク感をキープしているのが嬉しいですね。
自家製とのことで、そのまま食べるのはもちろん美味ですが、生クリームを付けても、アイスを絡めても相性バッチリ!! 単品で販売してほしいくらいっ。
…怒涛の食レポをお送りしてしまいました…(息切れ)
スノーロイヤル、生クリーム、生キャラメル。
それぞれとっても濃厚なのに、3つ合わせて口に運ぶとまったくケンカせず、きちんと「ひとつ」になるのが本当にスゴイ! 前述したスノーロイヤルの濃厚なのにさっぱりした味わいも手伝って、まったく飽きることなく、ぱくぱく食べ進められてしまいました。
「スノーロイヤル生キャラメルミルクパフェ」恐るべし!
おいしすぎて泣ける~(涙)
これほど衝撃的なおいしさのパフェ、初めてです!!
T山、この味は一生忘れません!!!!
絶対ぜぇぇったい! また来たいです!
ごちそうさまでした!
2日目 14:40 札幌出発!!
パフェを優雅に堪能し、しあわせ満点♪
まだまだ余韻に浸っていたいところですが、これにて札幌を離れ、新千歳空港に向かいます!
東京行きのフライトは18:30。
それまでの時間、T山は空港でどのように過ごすのでしょうか?
次回、いよいよ最終回!
T山は30時間の旅に有終の美を飾ることができるのか?
「T山の札幌ひとり旅…2日目 その2」へ続きます!!
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