バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:海外の印刷通販に頼んでみた

アートな「しおり」の印刷をお願いしちゃおっカナ!Vol.3 Vol.3
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こんにちは、IRODOLIC! 編集部のT山です!

「海外の印刷通販サイトのサービスはどのくらい充実しているのか」
を探っていくこのコーナー。

今回は、IRODOLIC! 編集部イチの読書好きであるデザイナーのM下さんと一緒に、カナダの「GFX」というサイトで、「オリジナルのしおり」作りに挑戦しています。

こちらがGFXのサイト。なかなか渋いインターフェイスです!
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前回のvol.2では、「GFX」はサイト内に膨大な量の写真素材があり、すべて無料で使用できることや、ブラウザーでデザインするための、ひととおりの操作方法をお伝えしました。

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アートな「しおり」の印刷をお願いしちゃおっカナ!vol.2

アートな「しおり」の印刷をお願いしちゃおっカナ!vol.2


vol.3となる今回は、T山、M下ともに、しおりのデザインモチーフとなる写真を決定し、実際のデザイン〜注文までをご紹介! 果たして無事にカナダのサイトでしおりを発注できるのか??



T山: というわけで、実際にデザインにとりかかるわよ! もうM下ちゃんはデザインのモチーフにする写真は決めた?
M下: 私はコレですね。

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T山: おおお、なんとダイナミックな! どんなデザインになるか楽しみ!
M下: T山さんはどんな感じですか?
T山: 私はこの写真をモチーフにデザインするわ! じゃーん!

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M下: え? T山さん、マジですか?? 正気?

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T山: ふふふ、これはアートなのよ。M下ちゃん。




——かくして、デザイン作業にとりかかるT山とM下であった——

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真剣に作業するM下。

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こちらも真……けん? な、T山。

黙々と作業を続け、30分が経過……。

T山: よーし! できたー。
M下: 私もー!


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T山: じゃあ、せーので見せよう! せーのっ……どん!!


T山作 (表面)
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T山作 (裏面)
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M下作 (表面)
ピクチャ-2

M下作 (裏面)
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T山: おお、M下ちゃん、なんかカッコイイね! 表面は、あまり女性っぽくないというか、動きがあってセクシーじゃん。
M下: 読書って静かにするものですけど、本の内容によっては当然激しいものもあるじゃないですか。感動だったり情熱だったり、読んでいて興奮することもありますよね。
そんな、読みながら“突き動かされる人の心”や、読書の「動」の部分を表現したかったんです!
T山: ステキな美学! 理由がかっこいい。あえて文字を入れていないところもシブいわ〜。
裏面は「拍手」の写真に「That’s so cool.」という文字が入っているけど……??
M下: これは素直に、読者が本を読んだときに味わう感動を表しました。読み終えたら裏にして挟んでおくと、イイ読後感や余韻が味わえるかなぁ、なんて。
T山: なるほど! ロマンチックだわ。
M下: T山さんのは……、ずばりどエロいですね。「Please pull up.」って、“めくってください”ってこと??
T山: そう! パンティをめくるのと、ページをめくるのをかけてるのよ! いいでしょ〜。
M下: あははは! T山さんらしい発想ですね。裏面もやばいし! ていうか裏面がやばい!
「ページをめくる」の場合は多分「turn over」とかですけど、まぁいっか!
T山: うん、いいのいいの。そういう細かいことは気にしないの!

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M下: じゃあ、実際に注文しましょうか!
T山: 気になったんだけど、デザイン作業をしている時に、右端になにか注文時に関わりそうな、いろいろ決める項目が出ていたよね?
M下: これですよね。多分、注文する部数とかを決めるんですよ。




T山: なるほど。次の「Quantity」は、部数かな??
M下: そうですね。
上から、「Size」はしおりのサイズ
「Quantity」は印刷部数
「Turnaround Time」は納期までにかかる時間
「Paper & Finish」は紙の種類と印刷時の表面処理の方法
「How Many Sides」は片面刷りか両面刷りか
あと、最後の「File Assistance」と「Digital Proof」は、なんでしょう?
「File Assistance」って、ファイルの援助??
T山: とりあえず、サイズは最初から2cm×8cmだったし、これでデザインしたからそのままにしておこう。部数は、250部から10,000部まで頼めるけど、最小の250部で十分でしょ。本当は50部とか100部くらいから頼めるとよかったんだけど……。
「Turnaround Time」は、「2-4 Business Days」と「Rush Printing」がえらべるけど、そんなに急いでないし、「2-4 Business Days」でも十分早いからこっちにしておこう。
M下: これは、輸送にかかる日数は考慮されていないかもしれないですね。
T山: そうだね。カナダから日本だと、輸送だけで1〜2日はかかりそうだもんね。
M下: 「Paper & Finish」は、「16PT+MatteAQ Both Sides(Statin Semi-Writabele)」「16PT+UV Both Sides(Semi-Writabele)」「16PT+UV Front Sides(Semi-Writabele Back Side)」の3つが選べますね。
T山: PTというのは紙の厚さの単位なんだよね。前回の名刺印刷のときもこんな数値が出てきたよ。UVって、紫外線のことだよね。
M下: 多分、光沢仕様だと思いますけど。デフォルトのマット仕様にしておきますか。
T山: うん、そうしよう。
「How Many Sides」は、両面ともデザインしたから「Printing 2 Sides」にしよう。両方とも34.50ドルで、値段も変わらないみたいだし。


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M下: 34.50カナダドルは、調べたところ、3200円くらいですね(2015年10月18日時点)。だから1枚約13円か。
ちなみに「File Assistance」は、「No」と「Yes.Includes a Proof(Add 1+Days)」が選べますけど、「Yes.Includes a Proof(Add 1+Days)」にすると59.50ドルになりますね。

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T山: 本当だ! 25ドルも加算されて、日数も1日余計にかかるみたいね。
M下: 「Includes a Proof」は“証明、証拠を含む” ? 「File Assistance」というのは、再度印刷できるようにしてくれる、みたいなことですかね。
T山: そうかもしれないね。次の「Digital Proof」も、デジタルデータってことよね?
M下: そうですね。「No Proof. Print as is.」と「Yes(1 Set.Add 1 Day)」が選べるから、前者だとプリントのみ、で、後者はデジタルデータをもらえて、こちらで任意にプリントできるようにするということですね。
T山: 「Yes(1 Set.Add 1 Day)」にするとプラス10ドルの値段になるけど、データももらえるのはいいね! ただ今回はどちらも「No」にしておこうか。


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M下: はい。これで大体OKですね。じゃあ「カート」へ移動して注文しちゃいましょう。
T山: 前回、アカウント登録時に入力した住所が登録されているね。


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M下: あとはさっき入力した項目が表示されていますね。デザインや選択した項目で気になる点があれば「Edit Design」で編集できますよ。
T山: 1ロット250部で34.5ドル、私のしおりとM下さんのしおりであわせて69ドルか。
M下: ん?? あれ? ちょっと待てよ……

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M下: T山さん。送料を表す「Shipping」が、278.17ドルとなっています!!!!
T山: えええええーーーーーーー!!!! なんですってぇぇ!!!

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M下: 「International Economy」と「Internation Priority」の2種類が選べるんですけど、前者が250.36ドルで、後者が278.17ドルですね。
T山: どっちも高いわ!!! 250.36ドルって約23,500円ということでしょうっ!? 前回、イギリスから名刺を送ってもらったときは確か14.25米ドル(約1,700円)だったのに! 選択肢がこの2つしかないから、仕方ないけど……(ブツブツ)。「International Economy」にして購入しましょ。


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M下: 支払い方法はクレジットカードを選択して、画面右下の「Complete Your Order」を選択します。
T山: さぁ、いよいよクレジットカード情報の入力画面ね。


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M下: 入力終わりました!
T山: うむ、ご苦労! よし、じゃあ、「Pay Now」をクリックするわよー!

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T山&M下: ポチッとな!!!


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T山: おお〜!「Thank You for Your Order!」だって。
M下: 無事注文できたみたいですね。
T山: なにはともあれ、できあがりが楽しみだ〜。

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つづく

思わぬ高額の送料におののくも、無事届けばすべて報われる??
次回、最終回となるか? 届いた「しおり」の開封式を執り行います!



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