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連載:初心者のための印刷基礎

「端物」と「冊子」の違いが分かる!印刷物の種類を学ぼう。 
チラシ、ポストカード、ポスター…そのほかにも、身近には様々な印刷物が存在しています。
今回は、イロドリで扱っている様々な印刷物から、チラシやポスターのように1枚の用紙の印刷物「端物(はもの)」と、雑誌や書籍のような数ページにわたる印刷物「冊子(さっし)」の2種類についてご紹介いたします。

端物(はもの)


端物(はもの)とは、1枚の用紙でできた印刷物のことを言います。「ペラ」「ペラもの」「1枚もの」などと呼ぶこともあります。印刷通販の「イロドリ」でも人気のある、代表的な5種類をご紹介いたします。

カード


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美容院の会員証、スーパーのポイントカードなど、お財布に1枚は入っているのではないでしょうか。
イロドリで扱っているメンバーズカードは、54×85mmのサイズでご用意しております。
実は、「ISO/IEC 7810」という国際規格に定められたサイズで、クレジットカードや免許証などの大きさと同じで様々なカードで使用されているカードサイズになります。

名刺


名刺

社会人の必需品である名刺は、先ほどご紹介したカードよりも少しだけ大きい55×91mmサイズが多く使用されています。

このサイズは、黄金比(1:1.618)と呼ばれる比率で構成されています。黄金比は数学的に美しいとされる比率で、名刺以外にも会社のロゴマークのデザインや建築物など、様々な場所で採用されています。

55×91mm以外にも、欧米サイズ(51×89mm)等も存在します。サイズを変えたり、箔押しやエンボス加工などを施すことで個性も生まれますね。

はがき


ポストカード

DM広告として利用、暑中お見舞いや年賀状など、様々な用途で使用されるはがき。はがきの大きさは、100×148mmで作られることが一般的です。

100×148mm以外に、90×140~107×154mmの範囲であれば、通常はがき(第二種郵便物)として投函することができます。
範囲から外れた場合、定形郵便物や定形外郵便物(第一種郵便物)として扱われるのでご注意ください。

チラシ


チラシ

手に持って内容を確認できる、A3サイズ以下の印刷物がチラシと呼ばれています。

「チラシ」「ビラ」「フライヤー」など様々な呼び方がありますが、明確に定められたルールはなく、どの名称を使っても問題はありません。ちなみにチラシは、「散らすもの」という意味が語源になっています。

チラシに多く使用されるA4サイズ(210×297mm)やB5サイズ(182×257mm)など、A列、B列の用紙は、白銀比と呼ばれる1:√2=1:1.414という比率で構成されています。
白銀比の良いところは、白銀比で切り出された用紙を半分に切っても、比率は変わらず白銀比の用紙ができあがることです。どれだけ切ってもすべて白銀比になるので、どの大きさの紙を作るときでも、切ったときに無駄の出ないエコな比率なのです。

また、白銀比も黄金比と同様にデザインでよく用いられる比率です。
ドラえもんやハローキティも白銀比に当てはまります。知らず知らずのうちにこの比率に親しみを持ち、好まれる要素を兼ね備えた比率となっています。

ポスター


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主に壁や窓に貼り付けて使用する印刷物は、ポスターと呼ばれます。印刷物を手に取ってみるときに比べ、壁に貼っていると印刷物と目との距離が長くなるため、A3以上のサイズが良いでしょう。

チラシに比べてサイズが大きい分、耐久性を持たせるために少し厚めの紙が好まれます。
イロドリでは135kgの厚みの用紙をオススメしています。


冊子(さっし)


冊子の場合、製本方法によって呼び方や用途が異なります。今回は代表的な3種類の製本方法をご紹介します。

中綴じ(なかとじ)


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紙の中心をホチキスで留め、半分に折ったような製本方法を「中綴じ」と呼びます。
あまり耐久性が必要のない週刊誌や、ページ数の少ないパンフレットなどに使用される製本方法です。

用紙の中心をホチキスで留めるため、ページ数が多かったり、厚みのある用紙を使うと綴じれなくなってしまいますのでご注意ください。
イロドリでは、最大64ページまでご対応しています。

ちなみに書店やコンビニにある雑誌は、各出版社によりA4サイズ(210×297mm)をベースとして微妙に大きさが異なっています。
これは、レイアウトの組みやすさや読みやすさ、陳列されたときの目立ちやすさなどを各出版社が独自に考案したことに由来しています。

無線綴じ(むせんとじ)


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無線綴じとは、中綴じのようにホチキスで留める代わりに、接着剤を使用して綴じる製本方法です。
漫画系の雑誌や通販カタログ、小説などの文庫本などページ数が多く、耐久性が必要な冊子に使用されています。

無線綴じの場合、用紙を接着剤で固めてしまっているため、冊子を180度開くことができません。データを作る際には、ノド(冊子の中央)のところには文字や写真を配置しないように気をつけましょう。

上製本(じょうせいほん)


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辞書や図鑑など、表紙に分厚いボール紙などを使い耐久性を持たせた冊子を「上製本(じょうせいほん)」と呼びます。中綴じや無線綴じに比べ、高級感が出るのもオススメのポイントです。

上製本という製本方法の中でも、耐久性や読みやすさなど重視するポイントにより「ホローバック」「タイトバック」「フレキシブルバック」という3種類の方法があります。

「ホローバック」は、中が空洞になっているので、ページを開きやすくなります。
「タイトバック」は、背と本文の用紙がくっついているためとても丈夫。少々開きにくいというデメリットも。
「フレキシブルバック」は、柔らかい背を使うことでページを開きやすくしたものです。柔らかいため耐久性は劣ります。

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辞書や手帳、絵本など、目的の商品によって上製本の加工方法が異なります。


まとめ


同じデザインでもサイズや紙の厚み、加工方法により仕上がりのイメージは大きく変化します。使用目的や用途に合わせた印刷物選びをしましょう。


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