バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:無茶なおねがいをしてみた

「リモートサポート」を利用して、CDジャケットを制作する!(後編) 
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みなさま、こんにちは。先月のこのコーナーで九州のおじいちゃんになりきったせいか、最近やたらと九州弁で話してしまうIRODOLIC!編集部T中です。

さてさて、イロドリのオペレーターさんに無理難題を押しつけるムチャぶり企画「無茶なお願いをしてみた」。
第12回目は、「『リモートサポート』を利用して、CDジャケットを制作する(後編)」ということで、前回に引き続き私が担当させていただきます!

“リモートサポート”という画期的なシステムを初体験した前編。
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「リモートサポート」を利用して、CDジャケットを制作する!(前編)

「リモートサポート」を利用して、CDジャケットを制作する!(前編)


自分のPC画面にオペレーターさんの “指示マーク”が表示され、同時に電話口で懇切丁寧に説明してくれたおかげで、パソコンが苦手な九州のおじいちゃん(という設定のT中)もスムーズに注文を進められました!

通常は無茶な依頼の電話をかけたり、画像を入稿する時点で終了するこの企画ですが、前回お伝えしました通り、今回は実際に商品を注文し、商品到着までをレポートしちゃいます!

果たしてどのようなCDジャケットが届くのでしょうか!?
いざスタートです!

大雑把な注文にも丁寧に対応!

まず、ジャケットのデザインを依頼するためのオーダーシートをイロドリにFAX !

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送付したオーダーシートはこんな感じ


デザインに対する要望は、
「旧友との写真を目立たせる!」
「かっこよくてインパクトのあるデザインを!」
「テーマカラーはカラフルで!」

の3点のみ。

「雑!」と思われるかもしれませんが、そこは九州男児(に、なりきったT中)! 
細かな注文はせず、男らしくどしっと構えて待つのみです!

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FAX送付後、電話をかけるT中


イ:イロドリサポートセンターの方
T:IRODOLIC! 編集部のT中
(カッコの中はT中の心の声です)

イ: お電話ありがとうございます、イロドリサポートセンターの志村(仮名)でございます。
T: おいどん、お宅でCDジャケットをお願いしとる田中次郎っちゅうもんやけど。
イ: お電話ありがとうございます。
T: 前回、リモートサポートってやつで教えてもらいながらCDジャケットの注文を進めてたんさ。それで「オーダーシート」ってやつをFAXで送ったとやけど、届いてるやろか?
イ: もうすでに送っていただいているということですね、ありがとうございます。恐れ入りますが、注文番号の下四桁を教えていただけますでしょうか。
T: 注文番号?なんねそれは!?
イ: 先日お客様がご注文された際に届く、「確認メール」に記載されている番号になります。
T: ふむふむ、ちょっと待たんね。これかねぇ。言うばい! ****。
イ: ****ですね、ありがとうございます。
田中次郎様でいらっしゃいますね。では担当の者に代わりますので少々お待ちいただけますでしょうか。

……♪……♪……♪……

イ: 田中様お待たせしました。誠に申し訳ありません。担当より折り返す形でよろしいでしょうか。
T: よかばい。待っとっけんね。

もしや問題児として噂になってる!?
ドキドキしながら待っているT中に、15分後、担当の方より着信が……!

イ: 田中次郎様の携帯でよろしいでしょうか。イロドリサポートセンターの中村(仮名)でございます。
T: おいどん田中次郎どす。今おいどんの注文どげん感じやろか? さっきオーダーシート送ったとやけど。
イ: ご送付いただきありがとうございます。確かに承っております。 制作に関しまして何点かお伺いしたい点があるのですが、少しお時間よろしいでしょうか。
T: よかばい。なんね。
イ: まず、前回入稿いただきました画像ですが、少々粗いものでして……。そのまま使用させていただいてもよろしいでしょうか。
T: そりゃいけんねえ。息子にもっときれいな写真送ってもらうけん、それでよかね?
イ: かしこまりました。
T: きれいな画像が届いたら、入稿しようと思うとやけど、おいどんパソコンがすごい苦手なんさ。入稿方法もう一回教えてもらってもよかやろか?
イ:少々お待ちください。

……♪……♪……♪……

どうやら中村(仮名)さんはデザイナーさんのようです。
デザインサポートサービスを利用すると、デザイナーさんと直接話すことができるんですね! これは頼もしい!

イ: お待たせいたしました。画像の件ですが、弊社から送付しておりますメールアドレスに添付して送っていただければ大丈夫です!
T: ほう! そりゃ楽でよかばい!
(ふむふむ、メールで送るという画像の入稿方法もあるのか! 簡単でわかりやすいぞ!)
イ: 画像のほかに、何点かお伺いしてもよろしいでしょうか?
T: よかばい。
イ: こちらCDジャケットということで、正方形になるかと思うのですが、画像のどのあたりを切り取ってほしいか希望はございますか?
T: これはね、左がおいどんで、右が親友のダイちゃんっていうと。
(ダイちゃんって誰だ!?)
イ: そ、そうでございますか。
T: 顔と上半身をメインに使ってくれればよかよ。
イ: お顔と上半身ですね。承知いたしました。
次に、商品に、「じーず」「再会記念」「ありがとう」といった文言を入れて欲しいということでしたが、正方形に切り取った写真のどの辺りに入れますか?
T: そうのう。迷うのう。
イ: 例えば上半身に入れるのでしたら、顔に被らないような下のあたりがいいかと思いますが……。
T: そうねえ。顔には被らんようにしたかよ! 
あとは、「ありがとう」って文字は大きくしてほしかね。おいどんたちのアルバムタイトルやけんね。
イ: 承知いたしました。最後に、オーダーシートでテーマカラーを“カラフル”にチェックされていましたが、その中でも「この色が良い」といった希望はありましたでしょうか。
T: これは迷ったとさ。だけんお任せしたいんよ。でも流石にピンクはなかばい!
イ: (笑)そうですね、お洋服が割とシンプルな配色ですので、何色でも似合うかと思いますよ!

(なんとー!! 冷静かつ的確なアドバイス! 相当な場数を踏んでいるようだ)

T: ふむふむ。それなら緑にしようかねえ。おいどんが好きやけん。
イ: 承知いたしました。では“緑をメイン”に進めさせていただきます。
文字の雰囲気にご要望はありますか?
T: 文字ねえ。どんな感じがよかとやろか。おいどんたちも歳やけんね。ギャル文字みたいじゃなければよかよ。
イ: 細めや太め、また手書きの筆文字のような文字が良いなど、ご希望はありますか?
T: 手書き!? それおもしろかね。手書きって、例えばおいどんが書いた字も入れられるとね?
イ: ……。少々お待ちください。

(予想以上に細かい部分まで要望を訊いてくれるんですね。それにしても、思いつきの発言が多くてすみません……)

イ: 大変お待たせいたしました。
ご自身で紙などに書いていただき、そちらをスキャンしたものを送っていただければ、可能でございます。
T: へええ、そんなこともできっとね。それじゃ、あとで写真と一緒に送るばい!
イ: ありがとうございます。こちらは「ありがとう」のみ手書きでよろしかったでしょうか。
T: よかよ。全部書くのも疲れるけんね。
イ: 承知いたしました。それ以外の文字に関しましては、雰囲気に合わせたものでよろしいでしょうか。
T: よかよ。
イ: かしこまりした。ご質問は以上になります。こちらで進めさせていただきます。長々と大変失礼いたしました。
T: よかばいよかばい。
イ: こちらデザインができ次第メールにて送付致しますので、しばしお待ちくださいませ。
T: わかったばい!
(デザインの要望をスムーズに聞き出してくれる! これは初心者も安心だ♪)

ついにデザインUP!


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編集部イチ達筆な男、A牧の力作


新しい画像と手書き文字を送付後、なんと翌日にはメールでデザインが到着しました! はや!!

ワクワクしながら見てみると……?

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渋いぜ! なんせ渋いぜ!


う~む…親父っぽさとポップ感をバランス良く融合した良作ですが……

やはり渋すぎる!!!

気になった箇所は2点。
・緑をメインにと言ったのはT中ですが、少し暗い印象が……。明るい緑or他の色に変えたい!
・手書きの「ありがとう」が少し細いので、もっと目立たせたい!

以上の修正を図るべく、イロドリへ再度電話!

と、普通に電話をしてしまっては無茶ぶり隊ではありません。

実はこの日、会社に深夜まで残っていたT中。 名案を思いついたのです!

24時間電話対応のイロドリ。
ということは、深夜2:00を回った今、電話してもいいのでは?

ということで、デザイン修正の依頼の電話を深夜2:20にしてみました。

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「ひょっとして寝ているのでは?」 と思いながらも電話をするT中


イ: お電話ありがとうございます。イロドリお客様サポートセンター佐藤(仮名)でございます。

(いつもと変わらぬ明るい対応! 少しでも疑った俺を殴ってくれ!)

T: ごめんねえ、おいどんおじいちゃんやけん、変な時間に目が覚めるとさ。
イ: いえいえ、お電話ありがとうございます!
T: おたくでCDジャケットを注文したものなんやけど、メールでデザインがきたとさ。それで見たんやけど、ちょっと修正してほしいところがあってねえ。こんな時間やけど対応可能やろうか?
イ: デザインに関してのご相談と言うことですね。承知いたしました。それでは、お客様の注文番号を教えていただけますでしょうか。
T: ****です。
イ: 商品は「じーず」で宜しいでしょうか。
T: そればい。
イ: かしこまりました、こちら修正を希望ということでしたが。
T: あのねえ、おいどんが「緑をベースに」と伝えて、その通りにやってくれたとやけど、ちょっと「暗いかなぁ」と思ってねえ。写真を囲ってる緑のマルを、明るめの色にしてほしかとさ。明るい緑か、金とか緑以外でも良かとさ。
イ: 色の変更ですね。承知いたしました。こちら誠に恐縮ではございますが、デザイン担当が別の者でして。この旨、伝えておきます。

(流石にデザイン担当の方は深夜は不在のよう!)

イ: 他に気になる箇所はありますでしょうか。
T: この「ありがとう」って文字あるやろ? これ手書きでやったとやけど、我ながらちょっと弱々しかとさ。やけん、ちょっと太くしたいんやけど、可能やろうか?
イ: 承知いたしました。こちらの可否につきましても、お伝えしておきます。なお、担当の者に伝えた上で、もう少しデザインについてお伺いしたい場合はご連絡するかもしれません。
T: よかよ。そんじゃとりあえずは、修正されたデザインか、確認の連絡を待っとけばよかとね。
イ: はい。デザインに関しましては平日の10:00からの対応になりますので、少々お待ちください。
T: わかったばい。待っとるばい! ありがとうねえ。こんな夜遅くに。
T: いえいえ、お電話いただきありがとうございました!


ついにジャケットが到着!

深夜に電話したものの、修正デザインがこれまた翌日のお昼にあがってきました!

スピーディーな試合運びに拍手!

修正デザイン(こちらは現物が届いてからのお楽しみ!)を見て、校了の連絡をイロドリへ。
その後入金を済ませて、待つこと3日。

ついにCDジャケットが到着しました!!!

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とてつもなく軽い段ボールが到着


30部だけとあって、段ボールはとても軽いです。
封筒でも良さそうですが、キチンと梱包してくれるんですね!

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カッターで開封


ワクワクした気持ちを抑え、段ボールを開けていきます。

そしてフタをひらくと……

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ワクワクを抑えきれずにやけてしまうT中


段ボールの隅に、ビニールに包まれたCDジャケットが!!

ビニールを開封すると……?

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ジャケ買い必至(!?)の卓越したデザイン!!!


世界よ、これが「じーず」のジャケットだ。

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どの角度から見ても痺れるかっこよさ!


なるほど、注文した30部に加え、予備として5部がプラスされて送られてくるようです!

バンドというよりは、演歌(!?)のジャケットのような気もしますが……
最初に送付されたデータよりも、明るい緑色に修正され、暗い印象を払拭!
さらに緑の下に金色を組み合わせることで、ポップな雰囲気になりました!
“ありがとう”の文字も太さが増し、よりインパクトのあるアルバムタイトルに変身!

夜中に残した伝言を、見事にデザイナー担当の方に伝えていただいたようです!

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届いたジャケットを手にご満悦のT中


まとめ

という訳で、かなりの大作となった今回。
リモートサポートでの注文から、実際に購入するまで検証して参りました。

注文初心者のT中でしたが、想像以上にスムーズに注文を進められたのではないでしょうか。

リモートサポートでは、このように、イロドリオペレーターさんの指示に沿って進めていけば、初心者でも戸惑うことなく、スマートに入稿作業を進めることができるのです!

たとえPC操作にめっぽう弱くとも、注文の仕方がかなり大雑把でも、そして深夜に突然問い合せの電話をしようとも、いつでも優しく受け止めてくれたイロドリオペレーターの皆さんに、盛大な拍手を!!

CDジャケットを作りたいときはイロドリへなんでもご相談ください。
デザインサポートはこちら
本記事で紹介した「リモートサポート」サービスは、2018年3月31日(土)に終了いたします。何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。
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