バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:Officeでハイクオリティ印刷

パワーポイント(PowerPoint)の「図形の結合」を使って桜のイラストを描いてみた 
卒業式となると、なかなか会えなくなるからと手紙を書いたり、アルバムに寄せ書きをしたりすることも多いです。
今回はPowerPointを使って、卒業シーズンにピッタリなメッセージカードを作っていきます!
卒業記念のメッセージカードを素敵な思い出になるようにデザインしてみませんか?

図形の統合の使い方

今回使うのは『図形の結合』です。
ハロウィンのかぼちゃ作りでもちらっと紹介している、図形同士をくっつけて1つにしたり、重ねた部分を切り抜いたりできる便利なツールです。
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パワポ(Powerpoint)でかぼちゃのイラストを描いてみた!



『接合』は重なった図形をくっつけて1つの図形にする
接合-01

『型抜き/合成』は重なっている部分を切り取って、図形同士を1つの図形にする
型抜き合成-01

『切り出し』は重なっている部分を独立した図形にして、バラバラのパーツにする
切り出し-01

『重なり抽出』は、図形同士が重なった部分だけを残す
重なり抽出-01

『単純型抜き』は、先に選択した図形を後から選択した図形で型抜きする
単純型抜き-01

といった具合に、『図形の結合』の中にも様々な効果が存在しています。
こちらを使いこなすと、単純な図形同士を組み合わせたり切り抜いたりすることで、基本の図形には無い複雑な形でも簡単に作れます。
こちらのコーナーでお馴染みの『フリーフォーム』はちょっと難しい……、という方は、これを使えると表現の幅がぐっと広がりますよ!

桜の花を作ってみよう!

それでは、説明と練習を兼ねて桜の花作りに挑戦してみましょう。
楕円と三角形をこのように重ねます。
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楕円から先に選択して、『図形の結合』から『単純型抜き』を選びます。
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すると楕円から三角の部分が切り取られ、先がギザっとへこんだ形になります。
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あとは丸い方の端を『頂点の編集』で細くせばめれば、桜の花びらの型になりました!
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花びらを5つに増やし、それぞれ72度刻みに回転させ、バランスを取れば桜の完成です!
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花びらを離したり重ねたり、丸でめしべを表現したり、お好みでアレンジしてくださいね。型抜きができるととっても簡単に作れました。

メッセージカードを作ってみた!

それではいよいよ、今回のメインであるメッセージカード作りです!
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じゃん!
学校らしくということで、制服のデザインです!メッセージを書く裏面は、先程作った桜で飾っています。
制服を着る機会も卒業式が最後……
大人になってこのメッセージカードを見返したときに、毎日のように着ていたな~…
なんて思い出してちょっぴり切なくなってしまう。そんな情景を思い描きながらデザインしてみました。
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線だけにしたものがこちら。
意外とスッキリした構造で、簡単に作れることがわかりますね。
丸や四角や三角といった基本的な図形と、『図形の結合』を使って制作しています。襟を例にすると、まず三角形で襟にしたい形を作って、
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枠からはみ出すところを長方形で囲います。
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三角と長方形を選択して、『単純型抜き』をすると、必要な部分だけが切り出せました。
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スカーフは2つの丸を重ねて、『重なり抽出』をします。
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楕円だけでは難しい、端がキュっと絞られた型も簡単にできました。
『図形の結合』でも思った形にならない時は、大まかな形を作ってから『頂点の編集』で調節すると作りやすいですよ!

「私の学校ブレザーなんです!」という人もご安心ください!
色々なパターンの制服を作ってみました!
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最初に作った桜で襟元を飾ったり、パターン柄を使って、かわいいかんじに仕上げました。
できるだけ元々ある図形を使いながら、表現しづらいところやはみ出す部分をカットしたい時などに『図形の結合』を使うと、構造が複雑にならずに編集や手直しがしやすいデータになりますよ!

ご自分の学校の制服バージョンを作って、メッセージカードにしてみてはいかがでしょうか。
思い出の詰まった制服のデザイン、きっと喜ばれること間違いなしです。

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