バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:検証してみた

コート紙や上質紙の違いとは?洋紙5種類の特徴まとめ 
イロドリ商品の機能性や耐久性をいろんな視点で検証していくコーナー。
デザインサポートの松下がお送りします( ‘ω’)b

前回のあらすじ


バックナンバー

紙は2種類に分けられる!「和紙」と「洋紙」の違いとは?



先週から、「紙」をテーマにした検証をおこなっています。
初回は紙の歴史や、作り方などを調べましたね。

今回は、紙の種類について、もっと深く検証していきます!

どれくらいの種類があるの?


前回、紙は大きく分けると「洋紙」と「和紙」の2種類があると分かりました。

この「洋紙」と「和紙」、現在は機械で生産される「洋紙」のほうが多く利用されています。
実は、洋紙の中にもさまざまな種類があります。

洋紙の種類は、「塗工紙」「非塗工紙」の2つに大きく分けられています。

「塗工紙」とは、洋紙の表面に塗料を塗布し、なめらかにしたり、光沢をもたせたり、印刷に適した状態にしたり…という加工を施した用紙です。
コート紙や、マットコート紙などがこれにあたります。

一方「非塗工紙」とは、紙を製造したままの状態です。塗工紙のように表面加工を行っておりません。
上質紙などがこれにあたります。

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塗工紙の種類


塗工紙は、表面加工の方法により、銘柄が異なります。
銘柄は主に光沢の強さによって変わります。イロドリでは、大きく分けて「コート系」と「マット系」と呼んでいます。

まずはコート系からご紹介しましょう!

コート

程よく光沢があり、写真の発色も良いので、イロドリでも人気の用紙です。
チラシといえばコート紙!と言っても、過言ではないくらい多く使われています。
どんな用紙を選べばいいのか分からない…そんな時には、まずはコート紙を選んでみてもいいかもしれません。
用紙の例:コート

キャストコート

塗工紙の中でも、特に光沢の強い用紙です。まるで鏡のような光沢があります。
用紙そのものに強い光沢があるため、塗りつぶすようなデザインよりも、用紙の色が生きるようなデザインがおすすめです。
塗りつぶすようなデザインがあると、用紙の光沢面がインクの層によって失われてしまうのでご注意!
用紙の例:ミラーコートC、ミラーコートAP


続いては「マット系」です。

マットコート

コート紙に比べ、表面の光沢を抑えた用紙です。光沢が全く無いわけではありません。落ち着いた、上品なツヤをしており、高級感を与えてくれます。
こちらもコート紙と並んでイロドリで人気の用紙です。
表面の光沢が抑えられているので、ちらつきがすくなく、文字の多いデザインなどにもオススメです。
用紙の例:マットコート

ダル

マットコートと同様に光沢を抑えた用紙ですが、マットコートとは違い、インクを載せた部分に光沢が生まれます。

用紙の例:ハイマッキンレーピュアダルアート、サテン金藤


光沢の強さを比較すると
キャストコート>コート>ダル>マット
となります。

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ミラーコート紙(キャストコート)がとってもピカピカですね。

サテン金藤(ダル)も、用紙の光沢は抑えられていますが、印刷部分は光沢が生まれています。

ぜひ、お手持ちの紙見本帳で見比べてみてください!

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次に、非塗工紙にいってみましょう!

非塗工紙の種類


非塗工紙は表面の加工ではなく、用紙の品質により3種類に分類されます。

上質紙

イロドリでも人気のある用紙、書籍や資料などに多く使用されています。身近なところだとコピー用紙などです。
化学パルプ(薬品などを使用し、化学的に紙の原料になる素材から繊維を抽出したもの)が100%使用されていると上質紙と呼ばれます。

中質紙

化学パルプが40~90%使用されているのが中質紙です。写真週刊誌や漫画雑誌などの本文で使用されています。
コピー用紙(上質紙)と写真週刊誌の本文(中質紙)比べると、中質紙は表面がザラッとしたような質感。

更紙(ざら紙)・わら半紙

わら等を使用したわら半紙や、再生紙など中質紙よりも化学パルプの量が低いものを、まとめて慣例的にこう呼びます。

最近ではなかなか見なくなったわら半紙。小学生の頃に見たことがあるかな…?程度の思い出です。
コピー機で使用されるトナーと相性が悪く、だんだんと使用されなくなっていったとか…

まとめてみた


図に表してみると、このようになりました!
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紙といっても沢山の種類がありますね!
実は、今回紹介した紙の種類は、ほんの一部。

全体の1割も紹介していません!!!!

たとえば「コート紙」と一口に言っても、紙の白さ、硬さ…と、製紙メーカーによりさまざまな違いがあり、種類はさらに細分化しているのです。 恐るべし紙の世界…。
次回は更にディープでマニアックな世界が待っています!
紙の世界はまだまだ終わりませんよ!

乞うご期待!

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