バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:検証してみた

耐水性だけじゃない!?屋外向けポスター検証してみた!第4弾! 
イロドリ商品の機能性や耐久性をいろんな視点で検証していくコーナー。
今回も、デザインサポートの松下よりお送りします( ‘ω’)b

第3弾のあらすじ

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耐水性だけじゃない!?屋外向けポスター検証してみた!第3弾!



いよいよ検証が始まりました!第3回では、4つの印刷物をコインでこすってこすってこすりまくるという内容。
気になる結果は、「耐水性のある印刷物は、こすれにも強い!」でした。
この結果を踏まえ、今回も検証を進めていきますよ!

引っぱってみた


同じ箇所を何度もコインでこすられてしまうポスターは、
用紙が思いきり引っぱられる場面だってあるかもしれない…。

ということで、全力で引っぱってみます!


まずは、前回と同じくユポを使用した水性ポスターからスタートです!
用紙が薄く、水性インキのため、こすれにはあまり強くなかった前回の結果。今回はどうでしょうか。

IMG_0987

破れない!!

用紙が多少伸びますが、それでも破れそうにありません。伸びることで、加わっている力が分散しているようなイメージです。
ビリビリっといくのかと思っていましたが、0.1mmという薄さに関わらず、しっかりと耐えてくれました。

yupo

用紙メーカーのユポ・コーポレーション様のホームページによると、ユポの主原料にポリプロピレンを使用しているため、ひっぱり、折り曲げなどに強いとのこと。
薄くて丈夫なので、ポスターに限らず様々な用途に使用できそうです。

続いては合成紙を使用した溶剤ポスター!
引っぱる前から丈夫な予感がします。果たして結果は…?

yozai

掲載している写真は引っぱった後の写真です。
引っぱるために握りこんだ跡は残っていますが、力を入れた事で伸びる気配はなし。もちろん破れることもありませんでした!

こすれにも、引っぱりにも強いという大胆不敵な結果です。

お次はパウチ加工メニュー!
実はパウチ加工メニューは、昨年5月の「飲食店のメニュー表を検証してみた!第2弾!」にて検証済みです。
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パウチ加工のメニュー表は激しい使用に耐えられるのか!?


すっごい固かったです…恐るべしパウチ加工…。

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最後はPP加工メニュー!!

パウチ加工と同じく、表面加工を行っていますので期待できそうですね。
さあひっぱってみましょう!

ppyabure

…破れました。
少し力を加えただけで破れてしまいました。

PP加工とは、表面に薄いポリプロピレンのフィルムを貼る加工です。
貼ることで耐水性や、耐久性を向上させる加工ですが、貼り付けているフィルムはとても薄いものなのです。

使用している材質は違いますが、通常の紙製の印刷物に家庭用のラップを貼り付けたようなものをイメージしていただくと分かりやすいでしょうか。
(PP加工の場合はポリプロピレン、家庭用のラップはポリエチレンやポリ塩化ビニリデンなどの樹脂が使用されています)
そのため、強度は上がりますが、パウチ加工などに比べると破れやすいという結果に。

ちなみにパウチ加工では、PET(ポリエステル又はポリエチレンテレフタレート)という素材を使用しています。ペットボトル等に使用されている素材です。

まとめ


検証結果をまとめてみると、このようになりました!

hyou

こすった時よりも、それぞれの印刷物の特長が大きくはっきり現れました。
ユポを使用した水性ポスターが予想外の頑張りです。
合成紙を使用した溶剤ポスターは堂々の結果ですね。

まだまだディープ過激な検証は終わりませんよ!!!!
次回もお見逃しなく!
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