前回までのあらすじ

IRODOLIC!ボスの鶴の一声で、札幌オフィスへと取材撮影にやってきたT山。
周辺の観光スポットを訪れたり、豪華なグルメに舌鼓を打ったり、大満足のうちに市内を後にしました。

フライトまで3時間あまり。残された時間、T山はどのように過ごすのでしょうか。

2日目　15:30　新千歳空港

札幌駅から快速エアポートに乗り、40分ほどで到着！
旅の最後は、ここ！新千歳空港ですっ。

誰かと一緒の旅行だと、空港を観光の目的にすることはまず無いですよね。
せいぜい出発前にご飯を食べるくらいで、到着した途端「はやく〇〇行こう！」と足早に後にしてしまうことがほとんどではないでしょうか？

でも！ この新千歳空港、単なる飛行機の発着施設として通過してしまうには非常にもったいない施設なのです！

2011年7月に国内線ターミナルビルのリニューアルをおこなった新千歳空港は、地下1階地上4階建ての大型空港。
地下1階はJR新千歳空港駅に直結しており、
1階は国内線到着ロビーとコンビニやファーストフード店、
2階は国内線出発ロビーとお土産品のフロア「ショッピング・ワールド」、
3階は飲食店街の「グルメ・ワールド」と、国際線ターミナルビルとの連絡通路「スマイルロード」。
そして4階が「オアシス・パーク」といった具合に、フロアによってテーマが分かれたつくりになっています。

グルメにショッピング、カルチャー、癒し、エンターテインメントなどなど、あらゆる魅力が集結し、今や北海道観光の名所のひとつと言っても過言ではないほどの人気スポットに変貌を遂げた。

コンセプトもズバリ「北海道ショールーム」！
おおぉ、なんだか楽しそうだぞっ！

今回はせっかく（？）ひとりで来ているワタクシ。
いつもは長時間滞在することのない空港ですが、今日はじっくり見て廻りたいと思います！

2日目　15：40　新千歳空港4階

最上階の4階「オアシス・パーク」から、出発ロビーのある2階を目指して降りていくことにしましょう。

エスカレータを上りきると、目の前に現れたのは「雪ミク スカイタウン」。
冬の北海道を応援するキャラクター「雪ミク（初音ミク）」の限定ショップ＆ミュージアムです。

入場無料のミュージアムでは、なんと等身大の雪ミクさんに会えちゃいます！




他にも人気絵師さん達の原画展示や、雪ミクグッズの販売、自由にイラストやメッセージを書き込める巨大ホワイトボードなども設置されていて、これはファンならぜひ訪れたい空間ですね。


T山は雪ミクさんを間近で拝見するのははじめてでしたが、とってもかわいくて好きになってしまいそうでした…笑

一方、Calbeeショールームには、みんな大好きカルビーのお菓子の北海道限定版がズラリ！


ミニシアターとしての役目も果たしており、映像や商品を通じてカルビーのこだわりに触れることができます。


さらにショールームの隣には、北海道限定発売の人気菓子「じゃがポックル」の名前がついた国内初のエアポートシアター「じゃがポックルシアター」という映画館まであるのです！


ちょっとちょっと、空港に映画館って!?
意外すぎる組合せに思わずツッコミたくなってしまいますが、話題の大作からミニシアター系までラインナップも幅広く、すべてのスクリーンが3D上映に対応しているなど、映画館としては申し分無し。出張中のサラリーマンや地元の方々に愛されているスポットだそうです。
確かに、館内にはお客さんがたくさん入っていました。

映画館以外にも、4階には遊べる施設・便利な施設が満載です！
大きなゲームセンターもあるし、


品揃え豊富な100円ショップは外国からの観光客に人気の模様。


元気いっぱいのお子さま向けの「エアポート キッズ アスレチック」は、とっても楽しそう！（※こちらは2015年10月12日をもって閉館されたとのことです。残念。）



そうそう、「新千歳空港温泉」という温泉もあるんですよ～。


…って、
おおお温泉っ!?

そうなのです。ここには温泉施設があるのですっ！

「新千歳空港温泉」は国内空港では初の天然温泉を活用したリラクゼーション施設。
毎日源泉から運んだお湯を使用した温泉は、内風呂だけでなく露天風呂やサウナ、3種の岩盤浴まであるという充実ぶりです。


しかも、追加料金でふかふかベッドの個室に宿泊可能だというから驚き！
食事処やリラックスルームなどに加えてゲームコーナーやネットコーナーもあるときたら、本当にホテル並みですね～。

雪ミクのミュージアムに、シネコンに、宿泊できるスーパー銭湯。
実はアニメイトもあって、店内に外国の方がたくさんいたりして…（小声）
新千歳空港4階、とにかく濃いです!!

2日目　16：40　新千歳空港3階「グルメ・ワールド」

4階の衝撃が抜けないまま、ひとつ下の3階へ。

50近くの飲食店が軒を連ねる「グルメ・ワールド」は、その名の通り美食の地・北海道を満喫できるグルメが勢ぞろいしたフロアです。

昭和のレトロな街並が再現された「市電通り食堂街」には、石畳風の通路に実物大（？）の路面電車のレプリカがどーんと置かれ、そこだけ昭和にタイムスリップしたような空間。
スープカレーのお店や、お昼にT山が本店に行った「雪印パーラー」もありました♪

また、限られた滞在期間中に色々な北海道ラーメンを味わいたい方には、道内の10の人気ラーメン店が集まった「北海道ラーメン道場」という素敵エリアも！


夕方の時間帯でしたがどのお店にもお客さんで賑わい、あたりからはスープや出汁のいい香りが漂っていましたよ～。

また、広々としたフードコートにはファーストフードや地元の人気店が集まっていて、時間のない人や家族連れにも嬉しい。
展望デッキに隣接しているので、大きなガラス窓からは飛行機が飛び交う滑走路を眺めることができるんです！
飛行機が間近を横切る中での食事なんて、とっても楽しそうですね。

魅力的なグルメが満載の3階ですが、それだけではありません！

フードコートの横には、空の旅や飛行機の魅力に触れることができる「大空ミュージアム」が。


ここは、見て・触れて・体験しながら空港や航空についての理解を深めていくための施設。

航空史に残るさまざまな航空機の模型を展示しているクラシック航空機模型コーナーや、


旅客機のタイヤの実物や、実物大のジェットエンジンのパネルなど、普段はなかなか見る機会がない展示物の数々に、思わず興奮！


「お仕事体験ゾーン」では、キャビンアテンダントや整備士といった空港の仕事で実際に使われている道具を、実物の展示と映像を使用して紹介しています。


その他にも、操縦桿を握ってリアルな映像と臨場感あふれるサウンドでパイロット気分を味わえるフライトシュミレーターや、飛行機のプラモデルやオリジナルグッズを販売するショップなど、とにかく盛りだくさん！　大人も十分に楽しめてオススメですっ。

2日目　17：10　新千歳空港3階「スマイルロード」

「グルメ・ワールド」を一通り廻ったあとは、国際線ターミナルとの連絡通路「スマイルロード」へGO!


こちらにも、家族みんなで1日中遊べるエンタメ施設が揃っています！

そのなかの一つ「ドラえもん わくわくスカイパーク」！


いわずと知れた国民的キャラクター「ドラえもん」をテーマにした、世界初の空港併設型施設。
パークゾーン（有料）には、ひみつ道具をテーマにしたアトラクションや、大きなドラえもんに会えるグリーティングエリア、ふしぎな体験ができるフォトスポットなどのお楽しみが盛りだくさんだとか。

パークゾーン以外にも、14ヶ国語（！）に翻訳されたドラえもんのマンガが自由に読めるライブラリーに、


ドラえもんの景品オンリーのゲームコーナー、


すべてのメニューにドラえもんをあしらったカフェなどなど。


見ているだけでワクワクする“The・ドラえもんワールド”!!
私は時間の関係であきらめましたが、余裕があればぜひ行きたかったです！

同様に、世界で初めてテディベアを生んだ「シュタイフ」社のぬいぐるみとふれあえるミュージアム「シュタイフ ネイチャーワールド」。


有料のミュージアムゾーンでは、からくり仕掛けのぬいぐるみが動くモーションディスプレイや数々の限定テディベア、野生動物からペットまで約2000体のぬいぐるみが揃っているとのこと。


実物大の動物のぬいぐるみに実際に乗ることもできるそうで、これまた楽しそうですね！　T山はトラに乗りたいなーっ！


そして、スマイルロードの中でもひときわ目を引くのが、北海道を代表するチョコレートメーカー・ロイズの「ロイズ チョコレートワールド」。


板チョコに見立てた看板がとってもかわいいっ！

こちらは国内初！空港内にチョコレート工場を併設したミュージアム＆ショップです。
新千歳空港は「国内初」が本当に多いですねっ。

チョコレートワールドはミュージアム、ファクトリー、ショップの3つのゾーンに分かれていて、ミュージアムとファクトリーの見学は無料となっています。
さっそく見てみましょう♪

まずはミュージアム。チョコレートの原料であるカカオや、チョコレートの長い歴史について学ぶことができます。
カカオからチョコレートを製造する工程は、巨大な板チョコのパネルで紹介。チョコレートから剥がされた銀紙までリアルです～。


ミュージアムゾーンには世界各国のチョコレートに関するコレクションも展示されており、100年以上前のチョコレートのラベルやアンティークのココア缶などの貴重な資料がたくさん！



今見ても、どのパッケージもとってもオシャレですね。

続くファクトリーでは、なんと、チョコレートができていく過程をガラス越しに見学することができるのです！


機械でカラフルに色付けされたり、素早く仕分けされたり…



すごいすごーい！
普段なかなか目にすることがない光景に、思わず興奮っ！
ガラスに張り付いて見入ってしまいます！

隣の工房では、スタッフの方がポップチョコ（スティックつきのチョコレート）のデコレーション作業の真っ最中でした。
やはり最後は人の手で仕上げるのですね。


ズラリと並んだ雪だるまくんたち。よ～く見ると、表情やボタンの位置が少しずつ違うんです。
スタッフさんが手作業で仕上げていることを知ると、この違いも愛おしく感じてしまいます。


そして、このファクトリーで作ったチョコレートの一部も販売しているショップ。


カラフルな棚やかわいいワゴンに並んでいるチョコレートワールドのオリジナルチョコレートの数は、約200種類にもなるそうです！


先ほどの雪だるまくんも発見しました。なんだか頼もしく見えますっ。


チョコレートの歴史から最新設備の製造過程まで、チョコレートの世界をまるっと堪能できる「ロイズ チョコレートワールド」、ものすごく面白かったですっ♪

2日目　17：50　新千歳空港2階

さてさて、残り時間も少なくなってきたので、出発ロビーのある2階へ。
道内各地の名産品が集まる「ショッピング・ワールド」に行ってみます！


2階の広いフロアにびっしりと立ち並ぶショップは、制限エリア（飛行機の登場ゲート内）を除いても、その数約80店!!　定番人気のお菓子はもちろん、知る人ぞ知る逸品や、空港限定のアイテムまで何でも揃うとあって、このフロアが一番にぎわっていました。

“北海道ショールーム”のコンセプトどおり、いわゆるお土産物店のほかにも海産物や農産品、工芸品、化粧品など、あらゆるジャンルが網羅されています。


こちらは魚介や野菜などの産地直送品を扱うショップが並ぶ「どさんこ産直市場」。

水産加工品の専門店では、明太子、松前漬、塩辛…白いごはんが欲しくなっちゃいます。


印象的だったのは、このフロアで食品を扱うショップがどこも超・気前の良い試食を提供していたこと。
個包装のお菓子をそのまま配っていたり、1パック数千円のイクラを出していたり…


すべてのショップがこの調子なので、試食だけでお腹がいっぱいになってしまいそう！
いや～、ますます北海道が好きになっちゃいました♡笑

2日目　18:30　東京へ！

人波に揉まれながらお店を行ったり来たりしていたら、あっという間にフライトの時間！
あわてて飛行機に乗り込みます。


それにしても、新千歳空港は楽しすぎましたっ！
グルメも遊びも大充実しているので、家族全員で丸一日楽しむことができますね。まさにエンターテインメント空港！
私も近くに住んでいたら月イチで訪れたいスポットでした。


雲の上から夕焼けを眺めながら、北の大地とさよならします。




ありがとう北海道！
ごちそうさま北海道！
きっとまた来るよーっ!!

札幌ひとり旅　まとめ

というわけで、T山のはじめての札幌ひとり旅レポートはいかがでしたでしょうか。

札幌で過ごした30時間にT山が行った・見た・食べたのは以下の通りです。

＜1日目＞
・取材×2本
・札幌ラーメン「久楽」
・札幌市時計台
・さっぽろテレビ塔
・札幌市電～もいわ山ロープウェイ～展望台

＜2日目＞
・札幌市中央卸売市場　場外市場
・海鮮丼「北のグルメ亭」
・北海道庁旧本庁舎
・JRタワー展望室「タワー・スリーエイト」
・「雪印パーラー」
・新千歳空港

行動範囲を札幌中心部に絞ったおかげで、1泊2日ながらもそれなりに名所を廻ることができたのではないでしょうか。
いろいろな展望台からの眺めを楽しみ、ラーメン・海鮮丼・パフェを制覇し、新千歳空港を端から端まで探検したので、T山個人としては、かなり満足しております！

次は、今回食べ損ねたスープカレーを堪能して、「白い恋人パーク」と小樽に遊びに行きたいなあ♪

ボス！ 来年もよろしくおねがいしま～すっ♡



おしまい☆