バックナンバー IRODOLIC! の歴史がわかる! 2015年1月~2016年3月の記事アーカイブ。

連載:今週のアドバイス

【中級者向け】スミベタ,リッチブラック,4色ベタの違い! 
こんにちわ!データチェックサポートの佐伯です。
お客様へデータについてアドバイスした内容をピックアップしました。
今週はこちらをどうぞ!

【中級者向け】スミベタ,リッチブラック,4色ベタの違い!


■スミベタとは…
スミベタのスミはCMYKの中のK(黒)の事を指し、
ベタは100%の濃度の事指します。つまりスミベタとはK100%の色を指します。

■リッチブラックとは…
黒い部分がK100%以外の色で表現される状態をリッチブラックと呼びます。
意図的に黒に他の色を混色して深みのある黒を演出することもできますが、
設定の仕方により仕上りが、綺麗にならない場合もありますので注意が必要な色です。
※C100%/M100%/Y100%/K100%の設定や、CMYKの総インキ量が360%を超える成分の場合は、
 インキ量が多すぎるために印刷が不安定となります。
※また、細い文字や線にリッチブラックを指定すると見当ズレが発生した際に、
 下図の様に滲んで読みにくくなる場合があります。
※リッチブラックの上に白い小さい文字や白い線を配置すると潰れて見えなくなってしまう場合があります。
※通常、文字や線などにかかわる部分にはK100%のみを指定してください。

■4色ベタとは…
C100%/M100%/Y100%/K100%の全ての色が100%に設定された色を4色ベタと呼びます。
一般的には、インキ量が多すぎるため、オブジェクトや文字には使用しない配合です。
※リッチブラックの注意事項にもある様にインキ量が多すぎるために印刷が不安定となります。
 見当ズレが発生したする可能性や文字などが滲んで読みにくくなる場合があります。

ご入稿データを作成する上で黒い文字は、K100%
細い線は、色の配合に気を付けてデザインすることにより印刷物の仕上がりがより良い物になります。

04-img_rich-black
タグ:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加